1955年1月、ニューヨークのディージェイ、アラン・フリードは、アメリカの白人ティーンエイジャーのために特定のジャンルの音楽を再構築した。フリードはこの音楽をロックンロールと改名した。この大人気でパワフルなディージェイが、リズム&ブルースという40年代後半からあった音楽のジャンルの名前を変えたのはなぜか?50年代の白人ティーンエイジャーがこの音楽に傾倒し、自分たちの音楽を持つ最初のティーンエイジャー世代であり、最後のティーンエイジャー世代であるという歴史を作った背景には、どのような心理があったのだろうか?「ロックンロールの誕生 Let the Good Times Roll 」は、ロックンロールの誕生期における素晴らしい楽曲、多彩な個性を持つディージェイ、才能あるアーティスト、ソングライターを読者に紹介しながら、これらの疑問やその他多くの疑問に答えてくれる。
エルビス・プレスリー、ファッツ・ドミノ、プラターズなどのアーティスト、キャロル・キング、ニール・セダカ、ライバー&ストーラーなどのソングライター、アラン・フリード、ディック・クラーク、ジョン・Rなど、ロックンロールの誕生を作った個性的なディージェイたちを、彼らのストーリーとともに紹介する。
著者について
ダリル・L・ジェントリーは1941年ニューヨーク州ベイショア生まれ。サウスフロリダ大学で心理学の学士号を取得。バリー大学でMSWの学位を取得。臨床心理療法士、大学院講師、医学部講師の資格を持ち、『短期心理療法』の著者でもある。2010年より「Let The Good Times Roll」を教えている。退職後、フロリダ州オーモンド・ビーチ在住。
初めに
第1章 第二次世界大戦後の音楽とロックンロール誕生まで
第2章 第二次世界大戦後のラジオ産業とディージェイ、そしてロックンロール誕生まで
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第3章 第二次世界大戦後のレコード産業とロックンロール誕生まで
第4章 ロックンロールになる3つの顔
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第5章 ロックンロール・インストゥルメンタルの誕生
ロカビリー音楽の歴史
エルビス・プレスリー(1935-1977
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第6章 ロックンロール・ノベルティ・レコードの誕生
第7章 ロックとソングライターの殿堂入りしたアーティストとソングライターたち
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第8章 ロックンロールの誕生:忘れられたレジェンド
第9章 ロックの殿堂入りしたパフォーマー以外の者たち
第10章 ロックンロール誕生の一翼を担った独立系レコード・レーベル(インディーズ)
第11章 ロックンロール誕生における50年代の影響
第12章 50年代に育ったティーンエイジャーに影響を与えた出来事
第13章 ロックンロール誕生期における10代と大人のジェネレーション・ギャップ
第14章 ロックンロール誕生の終焉
第15章 ロックンロール誕生期における青春の思い出