バリー・マンBarry Mann(1939-現在)ニューヨーク・ブルックリン、シンシア・ワイルCynthia Weil(1940-現在)ニューヨーク市
この夫婦は、ロックンロール誕生の終わり頃、60年代初頭にブリル・ビルで働いていた時に出会った。
彼らは60年代に大成功を収めたソングライターで、ロックンロール・アーティストに次々とヒット曲を提供した。ブリル・ビルディングのドン・カーシュナーのもとで、最も多作で創造的なソングライターだった。
バリー・マンは1958年に建築家としてのキャリアを捨て、シンガー・ソングライターになった。1958年、ドゥーワップ・グループ、ダイアモンズThe Diamondsの「シー・セイ・ウーム・ドゥビ・ドムShe Say Oom Dooby Dom」が彼の最初のヒット曲となった。
1961年、マンは他のソングライターたちと共作する。フィル・スペクターがパリス・シスターズThe Paris Sistersのためにプロデュースした「貴方っていい感じI Love How You Love Me 」は1961年のビルボードで5位を記録。「悲しき足音Footsteps」(スティーブ・ローレンスSteve Lawrence)、「パッチーズPatches」(ディッキー・リーDicky Lee)。
ジェリー・ゴフィンGerry Goffinと共作した「シビレさせたのは誰? Who Put the Bomp」は1961年ビルボード7位となった。
シンシア・ワイルは1940年ニューヨーク生まれ。女優、歌手、ソングライターとなった彼女は、60年代にブリル・ビルディングで「ティン・パン・アレイ」ソングライターとしてのキャリアをスタートさせる。
1961年8月、マンとワイルは結婚した。この二人の才能あふれるソングライターたちは、その後5年間で50曲以上の作品を制作した。「サタデー・ナイト・アット・ザ・ムービーSaturday Night At the Movies」、「アイル・テイク・ユー・ホームI’ll Take You Home」、「カム・オン・オーバー・トゥ・マイ・プレースCome On Over To My Place」(ドリフターズThe Drifters)、