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モータータウン・レビューthe Motortown Revueはツアーをやれば必ず観客を魅了したので、シカゴのリーガル・シアターthe Regal Theaterでの公演では、とてもたくさんの人がチケットを欲しがり、ショーを1日3回ではなく4回開催した。

スティービー・ワンダーStevie Wonderは、自身のアルバム「ザ・ジャズ・ソウル・オブ・リトル・スティービーThe Jazz Soul of Little Stevie」の「フィンガー・チップスFingertips」というインストゥルメンタル曲をレコーディングし、レビューにおける自分の持ち時間のフィナーレとして、スタディオ・ミュージシャンを減らす形で演奏することになり、ハ-モニカを演奏したり歌ったりした結果、観客は大騒ぎになった。



彼の演奏をまねできる者がいないほど素晴らしかった。
この曲が大成功だったと聞いたベリー・ゴーディBerry Gordyは、3月に、これがスティービーのヒット曲になるだろうと考えて可動式録音機材をレビュー・ショーに持ち込んだ。

録音時間がとても長くなったので結果的に二つのパートに分けなければならず、レコードの両面に1パートずつとし、注目を集めたのはパート2だった。スティービーは観客に一緒に演奏するように促して、「メリーさんの羊Mary Had a Little Lamb」の部分をハーモニカで吹き、ゆっくりとステージから離れるのだが、戻ってくるかもしれないと観客をじらした。
ショーはすでに時間を過ぎていて、次はマーベレッツThe Marvelettesの番だったので、スティービーのベース演奏者はもう電源プラグを抜いて、マーベレッツのベーシストのジョー・スイフトJoe Swiftは準備ができていたのに、案の定、スティービーはステージに登場して嵐のように演奏した。

バンドはリフを演奏し始め、スイフトSwiftが「どのキーだ?どのキー?」と聞いたのは分かったが、ピアノ奏者が「ハ長調で」と言ったのはほとんど聞こえず、いくつかアルペジオを演奏して指示し、全体がさらにもう一つのクライマックスへと盛り上がっていった。適切な宣伝のおかげで「ザ・フィンガーティップス・パート2 Fingertips, Part2」は、ポップとR&Bのチャートでトップになり、18か月前のマーベレッツ以来のモータウンのリリース曲となった。イケイケどんどんで、スプリームスThe Supremesはスモーキー・ロビンソンSmokey Robinsonの曲「ア・ブレス・テーキング・ガイA Breath Taking Guy」を試したが、なぜかポップ75位止まりで、消えてしまった。


いったい、彼女たちにヒット曲は出るのだろうか?ところが6月中旬、マーサ&バンデラスMartha and The Vandellasは、ホーランド=ドジャー=ホーランドの手助けで、扉を開き、やってくる夏を「ヒート・ウェーブHeat Wave」でもっと暑くして、トップテンの大ヒットにした。

