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カントリーのファンは、自分たちの合点がいけば、カリフォルニア州ベイカーズフィールドから生まれた楽曲に注目し始めた。バック・オーウェンスBuck Owensは、カントリー・ミュージックからあまりかけ離れていないように思え、かなり伝統的なスタイルで1959年からヒット曲を出していたが、ベイカーズフィールドのクラブ(もっとも有名なのはブラックボードthe Blackboard)から出た音楽の影響を受けて、かなり激しいホンキートンク・スタイルを作り出した。

このスタイルは、バックとそのバンドのバカルーズBuckaroosにいるドン・リッチDon Richが演奏したフェンダーFenderのエレキ・ギターを強調していた。


ローズ・マドックスRose Maddoxも、自分の家族一座であるマドックス・ブラザース&ローズThe Maddox Brothers and Roseとともに西の方を巡業して、このスタイルに自然とはまったが、それはバックの妻、ボニーBonnie Buckと同様だった。


ファジー・オーエンFuzzy Owenとルイス・タリーLewis Talleyはバーでたっぷり稼いだミュージシャンで、


録音機材に投資し、タリー・レーベルTalley labelは、若い前科者のマール・ハガードMerle Haggardなど才能ある者をレコーディングし、マールは1963年初めにタリーでレコーディングした「スキッドロウSkidrow」など、レパートリーの中には力強いものもあった。
キャピトルは直ぐにマールを訪れたが、マールは、ルイス・タリーがずいぶんと長い間自分を信じてくれたから、背を向けるわけにはいかないと言って断った。しかし、これが功を奏して、キャピトルはバック・オーエンスの「アクト・ナチュラリーAct Naturally」をリリースし、バックの最初のナンバーワン・カントリー・レコードになった。

