ロックンロールの歴史 383

 

翌日、ジョン・レノンJohn Lennonとシンシア・パウエルCynthia Powellは結婚し、結婚のプレゼントとして二人が受け取った唯一のものは、ブライアンが自分のアパートを使えるようにしたことで、そのおかげで落ち着いた結婚生活を送れた。

23 August, 1962 On this day in 1962, British musician John Lennon married his first wife Cynthia Powell at the Mount Pleasant Registry Office in Liverpool, England with fellow Beatles George Harrison

それは良いことだった。彼らはここまで先のことを考えていなかった。小さな挙式だった。ポールとジョージが、シンシアの兄及びその妻と一緒に出席した。ジョンのミミおばさんは、ジョンが結婚するのは若すぎると考えて、列席を断った。それからの数週間、レノン夫婦にとっては結婚生活に、ビートルズにとっては新しいドラマーに、多くの調整があった。すぐにシンシアはライブに来るのをやめた。その理由は、二人の結婚の秘密が漏れてはいけないからだったが、危機一髪というのが数回あった。もともとのファン・クラブにいたファンの女の子の一人がノルウェーで夏を過ごし、パンツを下ろしてトイレで座っているトロールの木像をジョンに持ってきたが、その子はジョンのユーモアのセンスをよく知っていたからだ。その時に、他のビートルズ・メンバーが「トースターと一緒に置くの?」のようなことを言い、もっと露骨に「これも結婚プレゼント?」と言ったが、ジョンはただにっこりして、「これは何?ノルウェー産の木?」と聞いた。EMIは覚えてほしい曲「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イットHow Do You Do It」を9月に送ったが、ビートルズは軽薄でくだらない曲だとしてひどく嫌い、今書いている曲をそれに代わるべきレパートリー曲にすべきだと感じていた。

The Beatles – Revolution / How Do You Do It – Vinyl (Red , 7", 45 RPM + 2 more), 1976 [r3182094] | DiscogsThe Beatles - How Do You Do It

しかし、そこにはレコード会社の方針が働いていて、最初のセッションはひどいドラマーによって台無しにしたので、9月4日の夜のセッションに、ビートルズがロンドンに行って、「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イットHow Do You Do It」と「ラブ・ミー・ドゥLove Me Do」をレコーディングした。

Beatles: Love Me Do [DVD]The Beatles – Love Me Do – Vinyl (7", 45 RPM, Single), 1963 [r16991778] | Discogs

ビートルズは、ジョージ・マーティンに「プリーズ・プリーズ・ミーPlease Please Me」など数曲を演奏し、マーティンは、かなりテンポをアップすれば、すごい曲になるかもしれないと感じた。

BEATLES / Please Please Me (Odeon, OP-7548, LP) – TICRO MARKETThe Beatles - Please Please Me / From Me To You – NIGHT BEAT RECORDS

それからジョンは、「これより良くできる」と言ってマーティンと対立し、ポールはジョンを援護して、ビートルズの名の下で「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イットHow Do You Do It」を出すくらいなら全く契約しない方がましだと言った。それからビートルズはリバプールに戻った。ロンドンではいろんな人が二つの新曲を聞き、多くの理由があったが、とりわけキム・ベネットKim Bennetが所属している出版社のアードモア&ビーチウッドArdmore &Beechwoodが、ビートルズの嫌った「ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イットHow Do You Do It」の権利を所有していなかったので、この曲は落ちた。

Kim Bennett - zapomniany bohater w historii The Beatles

こうしてビートルズは9月11日にロンドンに呼び戻されスタディオに入ると、ドラムがセット・アップされ、セッション・ミュージシャンのアンディ・ホワイトAndy Whiteがドラム・セットのところにいた。

Andy White, Drummer on the Beatles' 'Love Me Do,' Dies at 85 - The New York Times

その午後、「ピーエス・アイ・ラブ・ユーPS I Love You」、「プリーズ・プリーズ・ミーPlease Please Me」、「ラブ・ミー・ドゥLove Me Do」をレコーディングした。

The Beatles – P.S. I Love You / I Want To Hold Your Hand – Vinyl (Blue Labels, M.C.P.S., 7", 45 RPM, Single), 1964 [r4164611] | DiscogsThe Beatles "Love Me Do" / "P.S. I Love You" 45 rpm / Tollie 9008 / 1964 | eBay UK

リンゴは、「ピーエス・アイ・ラブ・ユー」の時、マラカスをやってくれと言われたときは心穏やかでなかったが、少なくとも今はセッションに参加している。

RINGO STARR MARACAS

しかしこの午後は、ビートルズの経歴にとって画期的出来事があった。EMIとの契約は履行され、「ラブ・ミー・ドゥLove Me Do」、「ピーエス・アイ・ラブ・ユーPS I Love You」の出版権を、ビートルズがレコーディングするように取り計らったアードモア&ビーチウッドArdmore & Beechwoodに指定する書類に署名したのだ。次は何だ?10月初めのレコード・リリースに向けて準備に取り掛かることだ。

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