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「レイディース・アンド・ジェントルメン、今登場する出演者の時間は限られています。名前はボブ・ディラン!」


バンドは「マギーズ・ファームMaggie’s Farm」を始め、
ブルームフィールドは早く大きな音で演奏し、キーボード奏者の演奏は聞こえず、ジェローム・アーノルドJerome Arnoldはまだコード・チェンジをうまくできなかった。
バンドが演奏した次の曲「ライク・ア・ローリング・ストーンLike a Rolling Stone」はどのラジオでもかかっていたけれど、こんなのを誰も聞いたことは無かった。
最後に、ディランが最近レコーディングしたアルバムの「ファントム・エンジニアPhantom Engineer」( アルバムの中のタイトルは「イット・テイクス・ア・ロット・トゥ・ラフ・イット・テイクス・ア・トレイン・トゥ・クライIt Takes a Lot to Laugh, It Takes a Train to Cry」だった) で幕を閉じた。
そろそろ聴衆は悲鳴を上げ、たいていは熱狂した。実はブーイングもあったが、ディランが大きな音のロックンロールを演奏したというよりは、全く受け入れられないサウンド・ミックス(忘れないでほしいのは、ステージ・モニターが登場する以前の時代だということ)に対してだと、その場にいた人たちは主張した。

