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そしてボブ・ディランBob Dylanは5月のイギリス・ツアーのために急いで出発し、あとに残したのは、用心深くエレキを入れたヒット・シングルの「サブテレイニアン・ホームシック・ブルースSubterranean Homesick Blues」と、


アルバムの「ブリンギング・イット・オール・バック・ホームBringing It All Back Home」、そして同時に、全部エレキのA面のうち、最初のトラックをシングルにした。


ファン達(即座にエレキ的な曲を駄目だと見限ることをしなかったファン達)は魅了されたのだが、その理由は、抽象的だが強力な歌詞だけでなく(「イッツ・オール・オーバー・ナウ・ベイビー・ブルーIt’s All Over Now, Baby Blue」で、いったい誰に、さようならと言っているのか?)、
アルバム・ジャケットは、ネイビー・ブルーのヨーロッパ風スーツとフレンチ・カフスの付いたドレス・シャツを着たディランが、グレーの子猫を抱き、後ろには赤いパンツ・スーツを着た優雅な女性(マネジャーの妻のサリー・グロスマンSally Grossman)がカメラを見つめながら、フェインティング・カウチ・ソファにゆったり座っている。
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散らかっているのは、ロッテ・レンヤLotte Lenya、エリック・ボン・シュミットEric von Schmidt、ロバート・ジョンソンRobert Johnson、ロード・バックレーLord Buckley(さらに暖炉には、アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディランAnother Side of Bob Dylan)のLP、



とりわけ、放射能隔離避難所の看板とリンドン・ジョンソンLyndon Johnsonが表紙に載ったタイム誌Timeがあった。

裏面は、ディランやジョーン・バエズなどの写真によって意識の流れを表している。


