3-6.ワン・サマー・ナイトOne Summer Night-ダンリアーズDanleer(ダニー・ウェブDanny Webb)
58年5月アンプ・スリーAmp 3のシングルとして発売、58年6月マーキュリーのシングルとして再発売:最初のプレスでR&B4位、ポップ7位
別世界の雰囲気を作り出すためにわずかなエコーができることは驚きだし、ブルックリンのダンリアーズは1958年に「ワン・サマー・ナイト」がヒットした時にこの現象の恩恵を受けた者になった。ジミー・ウェストンJimmy Westonをリーダーとするこのグループは、自分たちのためにヒット曲を書いてくれたダニー・ウェッブDanny Webbの名前をとって自分たちに付けた。
元々はちっぽけなアンプ・スリー・レーベルAmp 3 labelから、スペルを間違えたグループ名(真ん中に余計に『d』が入っていた)でリリースされた。
リリース直後にマーキュリーに移籍して正しく表記された。
もちろんこのレコードにはエコー以外にもっと良い点があったが、かなりありふれたボーカルとインストルメンタルのアレンジを膨らませるのに、テクニックが役立った。グループはこの後、マーキュリーからかなり多くの曲のレコードを出したが、どれもヒットせず、終いには60年代に、もっと小さないくつかのレーベルに自分たちのキャリアを下げて行った。この曲は、70年代初めにテレビ販売された最初のオールディーズ・パッケージ用の、キャンドルライト・レコードthe Candlelight Recordsのテレビ広告の中で、より印象的なサウンドバイトの一つとして考える人もいた。