サムは彼一流の言い方で、「ジョニー・キャッシュは、うちのレコード会社の経営者じゃない」と言って電話を切ってしまった。


しかしサムは、ジュウェルのシングルを聞くと発言を撤回し、ロイと彼のバンドをメンフィスに招いて録音した。


ロイとサンとの契約を実行するために、ウェルドン・ロジャースに対する差し止め命令も獲得したのだが、その判決にはレコードを作ることを含んでいなかったので、ロジャースはノーマン・ペティと話して、ペティが新たなプレス費用を出した。


しかし、サムは自分のスタディオで、このレコードを再録音し、「ゴー・ゴー・ゴーGo! Go! Go!」という曲をもう一面にして、5月にリリースした。


すぐに売れ、サムはアーティストのための出演予約代理店であるスターズ・インコーポレイティッドStars Incorporatedをボブ・ニールBob Nealと設立していて、巡業に行く準備をするようにティーン・キングスに言った。
ツアー中、誰かがマイクロフォンまでロイを導いた。(ロイはほとんど目が見えなかったが、ステージ上では分厚い眼鏡をどうしてもかけようとしなかった。)

彼らのツアーは7月1日、メンフィスのオーバートン・パークOverton Park野外音楽堂で終了したが、エルビスがサプライズ登場した。
そのツアーにはジョニー・キャッシュ、カール・パーキンス(ようやく退院してペリー・コモのテレビ番組に出演し、新曲「ボッピン・ザ・ブルースBoppin’ the Blues」は評判になっていた)、


![Carl Perkins – Boppin' The Blues – Vinyl (Yellow Tie, LP, Compilation), 1984 [r1887511] | Discogs](https://i.discogs.com/ME7b-ecdCP9T-_TTVpbMh_FwGr-HWkeY395HC_xphE4/rs:fit/g:sm/q:40/h:300/w:300/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTE4ODc1/MTEtMTM2NDA1NzUy/NS02MTg4LmpwZWc.jpeg)
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そして、有望な新人のウォーレン・スミスWarren Smithがいて、サンから出した「ロック・アンド・ロール・ルビーRock and Roll Ruby」は、その時ヒットしていた。

