ザ・ドゥーワップ・ボックス Ⅰー102

3-16.ソー・ファインSo Fine-フィエスタズThe Fiestas(ジョニー・オーティスJohnny Otis)

58年9月22日録音、58年10月オールド・タウンOld Townのシングルとして発売:R&B3位、ポップ11位

The Fiestas - So Fine 1959 - YouTube

スタンダード・ドゥーワップ・ストーリー・ナンバー55――グループは、居そうもないところで歌っているのを見い出されて、すぐに機転の利くレコード会社と契約を結び、最初のリリースでビッグ・ヒットになった。フィエスタは、ソウル・ミュージックの世界に挑戦した初めてのボーカル・グループの一つで、オールド・タウン・レコードOld Town recordsの伝説的なハイ・ワイスHy Weissは1958年に、正しいシナリオを実行に移した。

Hy Weiss presents Old Town Records (2003, CD) - Discogs

ワイスは、50年代と60年代の初めのレコード業界から残っている、数少ない「ストリート・マン」の一人で、今日まで愉快にこの話をする。

ワイスがオフィス(そしてそのオフィスは、他の素晴らしいワイスの数多い話の対象で、いつか話すことができるかもしれない)の隣にある公衆便所に飛び込んだ時、どうやらグループはそこで歌っていたようで、そして契約した…40ドルで!ファースト・リリース――ワイスが男子用トイレで練習しているのを聞いた曲――は、ほぼ両面ヒットだったが、ワイスに言わせれば、むしろ両面大失敗だ。1958年秋にリリースされ、最初にシングルのB面の「ラスト・ナイト・アイ・ドリームドゥLast Night I Dreamed」の人気が出たのだが、そのわけは良くあることで、進取の気性に富んだあるDJがレコードをひっくり返して、「ソー・ファイン」をプログラムに入れ始め、ワイスは両面大ベストセラーを手に入れた。

The Fiestas – Last Night I Dreamed / So Fine (1958, Vinyl) - Discogs

えーと、もう少しで――これらが実現するにはしばらく時間がかかった。「ソー・ファイン」は翌春にR&Bマーケットで売れ始め、全国ポップ・チャートに入ったのは夏のことだった。それでも、ビッグ・ヒットになり――レーベルにとって、その時までで最大だった――、オールド・タウンにおけるこのグループの6年間の活動の始まりとなった。

このレコードが他の多くの者から際立っていたのは、リード・ボーカルが本当に全くなく、グループ全員が曲全部を歌っていたことだ!ハーモニーは存在していたが、当時のロックンロール・ボーカル・グループの通常の要素(特にバスとファルセット・ボイス)が、融合された(バス)か、存在していなかった(ファルセット)。B面は、このグループとしてはほぼ標準的なドゥーワップに近づき、フィエスタはソウル・ボーカル・グループ・サウンドが発展する中でパイオニアと一つとして知られている。

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