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さらに多くの成功したアーティストが、ドゥーワップ・グループからキャリアをスタートさせた。ポール・サイモンPaul Simon(ミスティックスThe Mystics、ティコ・アンド・トライアンフス Tico and Triumphs)、ニール・セダカNeil Sedaka(トーケンズThe Tokens)、ボビー・ダーリンBobby Darin(リンキー・ディンクスThe Rinky-Dinks, ディング・ドングズThe Ding – Dongs、ジェイバーズThe Jaybirds)、
「ホワッツ・ユア・ネームWhat’s Your Name」が7位になったドンとフアンDon and Juan(The Genies)、「フォー・ユア・プレシャス・ラブFor Your Precious Love」のジェリー・バトラーJerry Butler(The Impressions)、「レインドロップスThe Raindrops」のディー・クラークDee Clark(The Kool Gents)、
ポール・アンカPaul Anka(The Sharps)、「浮気なスーRunaround Sue」が2位になったディオンDion(The Belmonts)などだ。
プラターズThe Plattersのトニー・ウィリアムスTony Williamsのように、ドゥーワップ・グループのリード・シンガーとしては成功したが、ソロ・アーティストとしてうまくやれない者もいた。トニーの名誉のために言っておくと、マーキュリー・レコードは彼に適切な楽曲を提供しなかったのだ。とはいえ、1959年の彼の最初のレコード「レッツ・スタート・オール・オーバー・アゲインLet’s Start All Over Again」と「フェン・ユー・リターンWhen You Return」はなかなか良かったと思う。
ドゥーワップは1964年までにモータウンとソウル・ミュージックに道を譲ることになる(前書き参照)。