デルトーンズThe Deltonesが弾く、大きな音で、残響が効き、ギターが主役の音楽を「サーフ・ミュージック」と呼んだのは観客だとデールが断言している。

サーファーたちはデールをビーチにいた時から知っていて評判を広め、観客の大部分を占め、音楽に合わせて踊ったダンスは、サーフボード上のアクションが洗練されていたのに対して、単純だったのでサーファー・ストンプthe surfer stompと名付けた。


デールの1961年の「レッツ・ゴー・トリッピンLet’s Go Trippin’」はしばしば最初のサーフ・レコードと呼ばれ、ストンプダンスの曲だが、当時の数多くのインストゥルメンタル・レコードとの違いはほとんどなく、長いサックスのソロはサーフ・ミュージックとは場違いの感じだ。
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デールの有名なリバーブもちゃんと使われていない。

しかし、タイトルはサーフィンのことで、「トリッピング 」は当時の流行語で波乗りを意味していた。何とか全国ポップ・チャートで60位になり、次から次へとサーフ関連のインストゥルメンタルを生んだが、ほとんどは地方あるいは地域止まりのヒットだった。ディック・デールDick Daleの「ミザールーMiserlou」と

「サーフ・ビートSurf Beat」、

シャンティーズThe Chantaysの「パイプラインPipeline」、

![Chantay's – Pipeline – Vinyl (Monarch Pressing, 7", 45 RPM, Styrene), 1962 [r4198686] | Discogs](https://i.discogs.com/i7k4XNfADlwGjt90B1OruMY803Os3V6ahq1nEM5KBn4/rs:fit/g:sm/q:90/h:600/w:600/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTQxOTg2/ODYtMTQ2MzAxMjE1/Ny02OTY3LmpwZWc.jpeg)
サファリーズThe Surfarisの「ワイプアウトWipe Out」だ。
![Amazon.co.jp: Wipe out/Surfer Joe [Analog]: ミュージック](https://m.media-amazon.com/images/I/81STH9SmSrL._UF1000,1000_QL80_.jpg)
『サーフ』インストゥルメンタルかどうかを聞き分ける方法は、たいていはタイトル、波や楽しんでいる人達の効果音で、要はトゥワンギー・ギターとストンプ・ビートだ。しかし、サーフ・ミュージックがしたことの一つは重要で、アメリカのロック・バンドのデフォルトの楽器をソリッド・ボディのギターとベースに確定させたことで、ベンチャーズThe Venturesは重要なのだが、ワシントン州出身の彼らだけではなしえなかった。
![ザ・ベンチャーズ [SHM-CD][CD] - ベンチャーズ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN](https://content-jp.umgi.net/products/ui/UICY-77803_KTW_extralarge.jpg?12052017115322)
アコースティックな音を増幅する代わりに、ギターが直接電気装置を利用して奏でる方法に変え(トレモロ・レバー、つまりワミー・バーを付けたことによって)、次世代のロックンロールの基礎を築いたのだ。


