5ロイヤルズ The “5” Royalesの助けもあった。
ファンであるか、運よく深夜のラジオ放送を聞くか、何とかしてライブ演奏を聞かない限り、この曲を知ることは無い。
![The Five Royales – Tell The Truth – CD (Digipak, Compilation), 2017 [r14749917] | Discogs](https://i.discogs.com/uOGZL_UmE1Z6Mt8u1WhnX59SY41lhKBnAjRAKab-Opw/rs:fit/g:sm/q:40/h:300/w:300/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTE0NzQ5/OTE3LTE1ODA4NDU4/NjUtMjUxNi5qcGVn.jpeg)

キング・レコードKing recordsは、この曲をつぶそうとしたのか?キング・レコードは無能なのか?資金が不足していたのか?たぶんその三つ全部だろうと、今は思われる。ロイヤルズは1958年4月に「テル・ザ・トゥルースTell the Truth」のオリジナルをレコーディングし、しっかりしたボーカル作品だが売れ出すのが遅かった「ダブル・オア・ナッシングDouble or Nothing」のB面としてリリースした。
![The "5" Royales – Double Or Nothing / Tell The Truth – Vinyl (7", Single), 1958 [r4376803] | Discogs](https://i.discogs.com/1-BPCWu4y1qGsenzVn4oI8nWJgH1IqA6HyOrtENGX84/rs:fit/g:sm/q:40/h:300/w:300/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTQzNzY4/MDMtMTM2MzI2MTYy/MS01NjYzLmpwZWc.jpeg)
しかし、本当に屈辱的な仕打ちは9月にあり、ライブで演奏する最高の代表曲を、これもスローなゴスペル調の曲「ドント・レット・イット・ビー・イン・ベインDon’t Let It Be in Vain」というシングルのB面に追いやったのだ。
![The "5" Royales – Don't Let It Be In Vain / The Slummer The Slum – Vinyl (45 RPM, 7"), 1958 [r3977994] | Discogs](https://i.discogs.com/hBwVla43McpGQwS9tby5MNy9Va6oj7kpf4uifTjif8w/rs:fit/g:sm/q:40/h:300/w:300/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTM5Nzc5/OTQtMTc1MjU2NjQ0/NS02ODYzLmpwZWc.jpeg)
この曲の実際のタイトルが何だったかについては議論があるが、ロイヤルズはしばらくの間演奏して時々20分以上に引き延ばし、ポーリンは自分のギターに夢中になった。そして、スティーブ・クロッパーSteve Cropperという名前のティーンエイジャーのギタリストが、メンフィスの故郷のショーでそれを見た後、家に戻ってベルトをジーンズから外し、自分のギター・ストラップを伸ばすために使って、ローマンLowmanの低くしたレス・ポール・ストラップの真似をした。

この曲は、意味不明のタイトル「ザ・スラマー・ザ・スラムThe Slummer the Slum」という名前で発売されたが、それでも、ロイヤルズは「ザ・ストンペティ・ストンプthe stompety-stompと歌っているように聞こえ、前の言葉、「アイ・キャン・ドゥI can do」と一緒に意味を成す。

それを買う人は全くいなかったし、レコードをかける人もいなかった。5ロイヤルズは1959年中、素晴らしいレコードをリリースし続けたが、1960年に契約が終了し、ロイヤルズとキング・レコードは別れ、両者は安堵したに違いない。
