ロックンロールの歴史　15

ミルトン・ブラウンMilton Brownのミュージカル・ブラウニーズMusical Browniesは、1932年からミルトンが自動車事故で死ぬ1936年まで、デッカDecca recordsでたくさんの楽曲をレコーディングした。

1933年、ウィルスもドウボーイズを辞めて、グループを離れたほかの数人と一緒に自分自身のバンドを始め、自分のやりたいことをやるためにプレイ・ボーイ・フラワーPlay Boy Flourにスポンサーになってもらった。

オクラホマ州タルサに移動しKVOO局で毎日放送し、ケインズ・ダンシング・アカデミーCain’s Dancing Academyという大きなダンス・ホールに拠点を置いて、自分のバンドをテキサス・プレイボーイズThe Texas Playboysと名乗った。

1935年9月、ボカリオン・レコードVocalion records/オーケー・レコードOkeh recordsでの数多いセッションのうち、最初のセッションを行ったが、それは、メンフィス・ジャグ・バンドThe Memphis Jug Bandの「ラッカス・ジュース&チッタリンズRukus Juice and Chittlin」、

ミシシッピ・シークスThe Mississippi Sheiksの「シッティン・オン・トップ・オブ・ザ・ワールドSittin’ On Top of the World」、

ビッグ・ビル・ブルーンジーBig Bill Broonzyの「アイ・キャント・ビー・サティスファイドI Can’t Be Satisfied」に基づく「オーセージ・ストンプOsage Stomp」等だった。

これはカーター・ファミリーThe Carter Familyのカントリー音楽ではなかった。

しかし、人気が広まり、別の人気アンサンブルをたくさん産んだ。ビル・ボイド&ヒズ・カウボーイ・ランブラーズBill Boyd and His Cowboy Ramblers、ジミー・リバード&ヒズ・オクラホマ・プレイボーイズJimmie Revard and His Oklahoma Playboys、クリフ・バルナーズ・テキサス・ワンダラーズCliff Bruners Texas Wanderers、テッド・ダファンズ・テクサンズTed Daffan’s Texansなどだった。