1957年後半になると、ラジオ局はロカビリーやロックンロールしか流さなかった。私はトランジスター・ラジオから流れるシルエッツThe Silhouettesの「ゲット・ア・ジョブGet a Job」や
レイズThe Raysの「シルエッツSilhouettes」を聴きながら、
ガール・フレンドを学校から家まで送っていた。
ティーンエイジャーのレコード市場向けにロックンロールのレコードを装填したジュークボックスについても同じことが言える。ガール・フレンドを学校から家まで送る前に、バーナー・ドラッグ・ストアVarner Drug Storeに寄ってチェリーコークを飲みながら、
バディ・ノックスBuddy Knoxの「パーティー・ドールParty Doll」、
エバリー・ブラザーズThe Everly Brothersの「バイ・バイ・ラブBye Bye Love」、
ジェリー・リー・ルイスJerry Lee Lewisの「ホール・ロッタ・シェイキンWhole Lotta Shakin’」、
エルビスの「監獄ロックJailhouse Rock」を聴いたものだ。
学校が夏休みに入る頃には、夜寝る前にテネシー州ナッシュビルのWLACラジオから流れてくるリズム&ブルースを聴いていた。
グラジオラスThe Gladiolasの「リトル・ダーリンLittle Darlin’」のオリジナル・レコーディングを聴いたものだ
(ほとんどのラジオ局ではダイアモンズThe Diamondsのバージョンを流していた)。