ロックンロール誕生 197

リトル・ウィリー・ジョンLittle Willy John(1937-1968)アーカンソー州カレンデール

LITTLE WILLIE JOHN (リトル・ウィリー・ジョン) - Let's Rock While The Rockin's Good  (スペイン 限定CD/New)全30曲!

アーカンソー州カレンデールにウィリアム・エドワード・ジョンWilliam Edward Johnとして生まれたリトル・ウィリー・ジョンは、10人兄弟の1人だった。父親が工場で働くために、一家はミシガン州デトロイトに引っ越した。40年代後半、ウィリーと兄姉はゴスペル・シンガー・グループを結成し、タレント・ショーに出演した。

リトル・ウィリーは、シンガー・ソングライターである「ロール・ウィズ・ミー・ヘンリーRoll with Me Henry」のジョニー・オーティスJohnny Otisに見出され、1955年にキング・レコードKing Recordsに紹介された。

Various – Chart Toppin' Doo Woppin' Volume 2, Roll With Me Henry - USED CDEtta James – Roll With Me Henry / Good Rockin' Daddy – Vinyl (7", Single +  2 more), [r1181940] | Discogs

Essential Recordings by JOHNNY OTIS

身長が低いので、キング・レコードはウィリーの名前をリトル・ウィリー・ジョンLittle Willy Johnに変えた。

キングでの最初のリリースは「オール・アラウンド・ザ・ワールドAll Around the World」で、リズム&ブルースのチャート5位を記録した。

Amazon.co.jp: All Around The World: ミュージックLITTLE WILLIE JOHN (リトル・ウィリー・ジョン) - All Around The World

その後、彼はリズム&ブルースのヒットを連発した。最大のヒットは1956年の「フィーバーFever」という曲で、ビルボード24位を記録したが、すぐにペギー・リーPeggy Lee(白人女性シンガー)にカバーされ、ビルボード8位になった。

Amazon Music - ペギー・リーのPeggy Lee - Fever - Amazon.co.jpAmazon.co.jp: Fever: The Best of Little Willie John by Little Willie John  (1993-02-01): ミュージックFever (Little Willie John song) - Wikipedia

リーが「フィーバー」でヒットしたにもかかわらず、リトル・ウィリー・ジョンは100万枚以上のレコードを売り上げ、「フィーバー」でゴールド・レコードを獲得した。ビルボードでは「トーク・トゥ・ミーTalk To Me」がチャート20位、「ハートブレークHeartbreak (It’s Hurtin’ Me)」がチャート38位、「スリープSleep」がチャート13位になるなど、いくつかのヒットを記録した。

Talk to MeLittle Willie John - Talk To Me / Let Them Talk - OLD HAT GEARLittle Willie John – Heartbreak (It's Hurtin' Me) – Vinyl (7", 45 RPM),  1960 [r3252600] | Discogs

SLEEP : THE SINGLES A'S & B'S 1955-1961/LITTLE WILLIE JOHN/リトル・ウィリー・ジョン |SOUL/BLUES/GOSPEL|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.netLittle Willie John – Sleep / There's A Difference – Vinyl (7", 45 RPM),  1960 [r2284035] | Discogs

1958年から1961年まで、キング・レコードから17曲のリズム&ブルースのトップ・ヒットをリリースしたが、1963年に短気とアルコール中毒のためキングから解雇された。

あるショーの後、男をナイフで刺して過失致死罪で有罪判決を受け、刑務所に送られ、1968年に死去した。史上最高のリズム&ブルース・シンガーのひとりだった。リトル・ウィリー・ジョンはロックンロール誕生の真のパイオニアだった。ロックの殿堂入りをしている。

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