デルズThe Dellsイリノイ州シカゴ ドゥーワップ・イヤーズ(1954-1965)
デルズは高校時代に出会った。1954年、ドゥーワップ・グループを結成し、エル・レイズThe El Raysと名乗った。
1954年にチェス・レコードと契約し、1枚のレコードをリリースした。「ダーリング・アイ・ノウDarling I Know」と「クリスティーンChristine」である。
このレコードはヒットせず、1955年にビージェイ・レコードVee Jay Recordsでレコーディングを始めた。ビー・ジェイに所属している間、デルズThe Dellsと改名した。1955年、ビージェイから2枚のレコードをリリースしたが、どちらもチャートインには至らなかった。
1956年、最大のヒット曲「オー・ホワット・ア・ナイトOh What A Night」と「ジョー・ジョーJo Jo」が、リズム&ブルースのチャート5位を記録した。
1969年、デルズは「Oh What A Night」をソウル・ソングとして再レコーディングし、ビルボード10位にチャートインした。
デルズがロックの殿堂入りを果たしたのは、60年代後半における一連の作品が評価されたからだ。スタイリスティックスThe Stylistics、デルフォニックスThe Delfonics、ドラマティックスThe Dramaticsといったソウル・グループと競い合いながら、ドゥーワップの終焉から60年代後半のソウルへと移行することができた。
ロックンロール誕生の時期に、とても素晴らしいドゥーワップの曲(40曲以上)を録音することができた。「オー・ホワット・ア・ナイト」は、「アース・エンジェルEarth Angel」、「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイトIn The Still Of the Night」、「瞳は君ゆえにI Only have Eyes For You」と並んで、偉大なクラシカル・ドゥーワップ・ミュージックである。
デルズはロックの殿堂入りしている。彼らはクラシカル・ドゥー・ワップ・グループとみなされている。