ロックンロール誕生 99

キャロルはニール・セダカNeil Sedakaと同じ高校に通っていた。

ニールは学校でキャロルに「普通の」10代以上の恋心を抱いていた。1958年、キャロルのために「おゝ！キャロルOh！ Carol」という特別な曲を書いた。

このレコードがリリースされたとき、キャロルは結婚してテネシー州に住んでいた。キャロルは（自分に対する彼の気持ちを知らなかったので）多少驚いたが、彼女は2人の関係について違った見方をしていた。キャロルはスタジオに入り、音楽業界でアンサー・ソングと言われる「オー！ニールOh！ Neil」を書き、レコーディングした（この曲は全く売れなかった）。

「おゝ！キャロル」はセダカにとって全米の大ヒットとなり、1960年のビルボードで9位にチャートインした。

キャロルはゴフィンとの間に2人の子供をもうける。

キャロルとジェリーは10代の若い夫婦で、ロックンロール音楽への情熱を分かち合っていた。しかし、シンガー・ソングライターとしてのキャロルの願いは、音楽のキャリアを追求することであり、ジェリーに音楽ビジネスに挑戦するよう説得した。二人の友人であるニール・セダカが、ブリル・ビルディングthe Brill Buildingでドン・カーシュナーDon Kirshnerのオーディションを受ける手助けをして、ここから先はご存知の通りです。

キャロルは、ブリル・ビルディングの雰囲気をこう語っている。「毎日、私たちはピアノと長椅子、そして運がよければ作詞家用の椅子を置くのに十分なスペースしかない小部屋に、それぞれの押し込められた。そこに座って曲を書いていると、隣の部屋で誰かが自分の曲と同じような曲を作っているのが聞こえてくる。ブリル・ビルディングでのプレッシャーは本当にすごくて、メンバー同士が切磋琢磨するようにドンカーシュナーが仕向けていた。彼が『新しいスマッシュ・ヒットが必要だ』と言うと、私たちはみんな戻って曲を書き、翌日にはボビー・ビーBobby Veeのプロデューサーのオーディションを受けるの」。

彼らの曲作りはいつもよく練られていて、ティーンエイジャーが自分たちの言葉で愛、拒絶、嫉妬に取り組むことについて書いていた。キャロルのメロディーとジェリーの歌詞が、彼らの曲を成功に導いたのだ。ソングライターとして、ミュージシャンとして、キャロルは自分の曲（低価格のデモ）を音楽プロデューサーに売り込むのに何の苦労もしなかった。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンは1990年にロックの殿堂入りを果たした。このソングライター・チームが最初にヒットさせたのは、シュレルズThe Shirellesの「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロー？Will You Love Me Tomorrow?」で、1961年のビルボード・チャートで1位を獲得した。夫婦は後に離婚し、新たな人生を歩み始める。