4-14.マイ・トゥルー・ストーリーMy True Story-ジャイブ・ファイブ、ジョー・リーン・アンド・オーケストラとともにThe Jive Five, with Joe Rene & Orch.(ユージーン・ピットEugene Pitt、オスカー・ワルツァーOscar Waltzer)
61年2月7日録音、61年5月ベルトーンBeltoneのシングルとして発売:R&B1位、ポップ3位
アールとスーの悲しい物語で、二人の子は、おそらく50年代初めにブルックリンで恋をして、『ブルースを叫』ばないではいられなかった。あのかわいらしく抒情的で事実のような話は、およそ20秒ごとにグループが叫ぶ『クライ・クライ・クライ』の間に際こまれていて、61年半ばに初めて放送されて以来、ずっとこのレコードは特殊なものになったままだった。サウンドに関しては古典的な50年代半ばに戻るが、この才能あるグループにとっては、数あるチャート入りした曲の中で最初のヒットで、「ホワット・タイム・イズ・イットWhat Time Is It(有名な「アイ・ウォントゥ・キャンディーI Want Candy」の書いたユダヤ人グループであるストレンジラブズThe Strangelovesの作)」や1965年の魂を祝う歌「アイム・ア・ハッピー・マンI’m A Happy Man」もかなりヒットした。
リード・シンガーのユージーン・ピットEugene Pittは、「フーズ・ザット・ノッキングWho’s That Knockin’」で有名なジェニーズThe Ceniesとしばしば関係があったが、その結びつきはほとんど見かけだけだったようだ。
1959年のヒット曲をレコーディングする前は、ピットはジェニーズの二人と一緒に実際に歌っていて、敬意を表して自分でグループの名前を考えたという人もいるが、それ以外は別々の道を歩んだ。