ザ・ドゥーワップ・ボックス Ⅰー124

4-13.今宵こそは(発売時) 夢のお月様(再発売時)Tonight(Could Be The Night)-ベルベッツ、バージル・ジョンソンをフィーチャーThe Velvets, Featuring Virgil Johnson(バージル・ジョンソンVirgil Johnson)

Tonight Could Be the Night - The Velvetsのアルバム - Apple Music

61年5月モニュメントのシングルとして発売:ポップ26位

45cat - The Velvets Featuring Virgil Johnson - Tonight (Could Be The Night)  / Spring Fever - Monument - USA - 45-441
全てのドゥーワップ・シンガーが、男性トイレや地下鉄の駅の中、あるいは都会の街角にある街灯柱の周りで、ハーモニーを付けることによって始めたわけではなく、音楽へのあこがれを実現するために、正規の9時―5時の職を持っている者もいた。損なボーカリストの一人がテキサス州オデッサ(もちろんブルックリンからは遠く離れている)の教師のバージル・ジョンソンVirgil Johnsonで、4人のブラックシアー中高Blackshear Junior-Senior High Schoolの生徒と一緒に60年代初めにベルベッツを結成した。

Songs for Today's Birthday 12/29 - Virgil Johnson|apd19506070Blackshear High School Historical Marker - Clio
グループの大ブレークは、テキサス州の都市であるウィンク出身で、地元の音楽ヒーローのロイ・オービソンRoy Orbisonが聞いたときに起きた。

Roy ORBISON - The Loneliest Man - 1956-1961

サン・レコードSun Recordsの元アーティストで、モニュメント・レーベルMonument labelから1年以上にわたって全国ヒットを出していて、1961年初めにグループに出会い、すぐにレーベルの注目させ、ジョンソンが書いた「今宵こそは」をレコーディングした。

Sun Records | Where Rock and Roll was BornMonument Records: Roy Orbison's Musical Landmarks | Rockabilly, Country,  Pop | Britannicaヴェルヴェッツ 『今宵こそは/スプリング・フィーヴァー』 - 中古CD&レコード【ジスボーイ】Web Shop:通販サイト

プロとして制作、レコーディングしたことは、通常のドゥーワップ作品としてはちょっと異例だったが、この曲はレーベルにとって唯一のボーカル・グループ・ヒットになった。ほとんどいつも起こることだが、次作は同じレベルの成功には至らず、グループは再び脚光を浴びなくなった(おそらく、テキサスに戻った)。ソニーCBS Sony/CBSから出ている、最近のベルベッツのCDコンピレーションにあるライナー・ノーツだけが、グループの唯一の情報源である。ベルベッツは、もっと主になるべきだった。才能があるからと言って成功しないこともある。

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