3-8.ユー・チーティッドYou Cheated-シールズThe Shields(ドン・バーチDon Burch)
58年5月テンダーTenderのシングルとして発売:R&B11位、ポップ12位。58年5月ドットDotのシングルとして再発売
1958年初めに小さなローカル・レコードの、スレイズThe Sladesによるヒットの可能性のある曲を利用しようとして、R&Bレジェンドのジェシー・ベルビンJesse Belvinは、一回限りのカバー・バージョンのために友人を集めてグループを結成した。
その曲は「ユーチーティッド」で、そのグループはなぞに包まれている。広く認知されているリード・シンガーのフランキー・アービンFrankie Ervinは別にして、そのセッションにおける残りの実際のメンバーは、多くのシンガーがそこにいたと主張しているので、誰にもわからない。
リード・シンガーのアービンは、確かにヒットしたバージョンについて手心を加えずに批判した。不満をはっきり言って、少なくともハーモニー――特にグループとリードの間のシンクロ――は普通で無かったのだから、おそらく主張の力点は、この曲の出来に関して最も責任があるのは何かということだ。曲の大部分にわたって、アービンの声はさまよっていた。
スタディのグループはすぐに解散して、アービンと他の連中がツアー用のシールズThe Shieldsを結成した。ドット・レコードDot recordsは、さらに数枚のシングル――広く様々なメンバーによって――を発売し、ローカルなテンダー・レーベルthe Tender labelsから最初のシールズのレコードを取って来たが、どれも売れなかったし、スタディオ用に結成されたグループはすぐに(雲の中の)記憶だけになった。