2-7.アイ・ウォントゥ・トゥ・ビー・マイ・ガールI Want You To Be My Girl-フランキー・ライモンとティーネージャーズ、ジミー・ライトと彼のオーケストラとともにFrankie Lymon & The Teenagers, with Jimmy Wright & His Orch.(ジョージ・ゴールドナーGeorge Goldner、リチャード・バレットRichard Barrett)
56年2月16日録音、56年3月ジーGeeのシングルとして発売:R&B3位、ポップ13位
この曲は、若いフランキー・ライモンが女の子に、昔のストリート・ソングの最初のようなセリフ(『おいでよ、かわいいね、ダウンタウンに行こうよ』)でナンパしているだけなんじゃじゃない?言わずもがなかもしれないけど、ジャズのガーシュウィン兄弟the Gershwin brothersのようなすごい人はこの曲の著作者とは関係なくて、ごくありきたりの歌であることにほとんど疑いがないだろう。
僕らがいつも聞いている話は、1955年の春か夏のどこかでこのグループがゴールドナーのオーディションを受けた曲の一つだということと、元々はグループ・メンバーのハーマン・サンチャゴHerman Santiagoの曲だということなんだけど、現在の詳細ところはっきりしない。
いずれにせよこの曲は「ホワイ・ドゥ・フールズ、フォール・イン・ラブWhy Do Fools Fall in Love」に続いてヒットしたが、それは当然で、ほとんどの場合にドゥーワップの本質である楽しく、軽快で、気楽な喜びの歌だからだ。