1969-1975年――リチャード・ネイダーRichard Naderなどのプロモーターやガス・ゴサートGus GossertなどのDJが先頭になって、第2次ドゥーワップ・リバイバルが起き、50年代のオリジナルグループの多くが再結成して全国でライブ演奏した。
少数のR&Bコレクター・マガジンが生まれ、ドゥーワップの歴史に関して多くの教育を促進した。ロスト・ナイトLost NiteやRelicなどのコレクター向けレーベルが活躍し、15年前の時代から無名のサウンドを持ってきて、レコード購買層の手に届くようにした。
1970年代――マンハッタン・トランスファーManhattan TransferやパースエーションThe Persuasionなどのグループが、ドゥーワップを現代風にして世間の注目を浴びるところに出した。
1970年代――ドゥーワップ・サウンドを存続させるために結成された非営利組織の、グループ・ハーモニー連合協会UGHA(United In Group Harmony Assocation)は、たくさんのライブのうち最初のショーをプロデュースしたが、このショーはライブ会場に50年代のオリジナル・ボーカル・グループを集めた。
この協会は20年以上後になっても活発に続いている。
1972年――ニューヨーク市のWCBS FMはアメリカ最初の全曲オールディーズ・ラジオ局になり、後にドンKリード Don K. Reedのドゥーワップ・ショックDoo Wop Shopを紹介したが、これはドゥーワップの世界からインタビューとレアなレコードを取り上げる週一回の番組だった。
この番組は20年以上たってもまだ好調だ。ボストン、フィラデルフィア、その他の大都市では他の放送局も、同様にオールディーズをかけている。
70年代後半――音楽とステレオの小売店のクレージー・エディCrazy Eddieは、いつまでも忘れられない自店の素晴らしいコマーシャルをプロデュースし、ドゥーワップ・サウンドをうまく使った。
1981年――昔のボーカル・グループを新しいレコーディング状況で紹介するレーベルのアンビエント・サウンドAmbiento Soundは、CBSの販売の下で現代的で優れたドゥーワップのレコードを数多く発売した。
1980-90年代――世界中の会社がコンパクト・ディスクのコンピレーションを発売し始めると、ドゥーワップもデジタル時代に入った。より良いでーぷ音源を探すと、かつては知られていなかった黄金時代の宝の山が発掘され、多くのクラシックなドゥーワップのヒット曲が素晴らしいサウンド、久しぶりに聴けた。
1990年代――ドリフターズThe Drifters、フランキー・ライモンとティーネージャーズFrankie Lymon & The Teenagers、コースターズThe Coastersがロックンロールの殿堂the Rock and Roll Hall of Fameに選ばれた。