このブログは、1955年から1964年までのアメリカン・ポップスを中心に紹介します。
このジャンルの音楽は、アメリカン・ポップスという言い方以外にも、オールディーズ・バット・グッディーズ、あるいはそれを略してオールディーズと言われています。本場アメリカでは、Rock ‘n’ Rollなどとも呼んでいます。
アメリカン・ポップスは、当初、日本ではFEN(Far East Network:現在のAFN、American Forces Network)から流れてきたものでした。
1960年代後半以降になると、日本のラジオ番組でもオールディーズとして紹介されるようになりました。代表的なものは次の通りです。
- 高崎一郎 オールナイトニッポン・オールディーズ (1967年10月~1969年9月 ニッポン放送 日曜日AM4:00~5:00)
- 大瀧詠一 ゴー・ゴー・ナイアガラ(1979年10月~1983年3月の間断続的 TBSラジオ。それ以前にラジオ関東でも同名の番組)
- 土居まさる The history of Rock ‘n’ Roll (文化放送)
- Maria Danza Oldies Music(既に終了 AFN 日曜のPM10:00~PM12:00)
- 大瀧詠一 アメリカン・ポップス伝(NHKFM)
- 八木誠 TBSでオールディーズを紹介しました。また、DeAGOSTINIのGOLDEN POPのCD全60巻の選曲、監修。
私は半世紀以上に亘ってオールディーズを聞いてきたのですが、現在は一部のラジオでしか聞くことができなくなりました。中学生のころから、アメリカのトップ・100のレコードを全部持てたらいいなと思っていましたが、そんなことはできないとも思っていました。しかし、現在はYouTubeで、そのほとんどを聞くことができます。
そこで、狭義のオールディーズの期間といわれる、1955年から1964年までのヒット曲を、多少の解説もつけて、毎日投稿しようと思います。American Pops i の 「 i 」 は、インターネットの「 i 」です。(大文字の「 I ]に見えるかもしれませんが・・・。)1950年代、1960年代は、ラジオやレコードで聞いたのですが、現在ではインタ―ネットも重要なメディアです。
月曜から金曜までの5日間は、例えば1955年1月にヒットした曲を毎日5曲ずつご紹介します。青い文字の部分をクリックすれば、YouTubeで、その音楽が聴けます。
土曜日は、アメリカン・ポップスの原点ともいえる、ドゥーワップ DooWopをご紹介します。
日曜日は、アメリカンポップス以外に、当時日本で流行ったフレンチポップス、イタリアンポップス、日本だけで流行ったアメリカのポップス・シンガーの曲など、私のFavorite をご紹介します。また、2曲を聴き比べると、面白いと思われる曲などを紹介します。
それでは、今回は最初の5年間の代表的な曲をご紹介します。
1955年 Rock Around The Clock / Bill Haley & His Comets
ロックンロールの最初の曲という見方もあります。ビル・ヘイリーの髪型は、ナポレオンの髪型をまねしたそうです。
1956年 Don’t Be Cruel / Elvis Presley
ハウンド・ドッグと冷たくしないで(Don’t Be Cruel)は1枚のシングルレコードの両A面で、2曲とも11週連続首位でした。
1957年 All Shook Up / Elvis Presley
エルビス・プレスリーのお墓は、世界で最も墓参りされていて、年間70万人が訪れているそうです。
1958年 At The Hop / Danny and the Juniors
ダニー・アンド・ザ・ジュニアーズは白人4人組です。ドゥーワップはもともと黒人が歌っていたのですが、この曲は、ホワイト・ドゥーワップです。
1959年 Bobby Darin / Mack the Knife
ボビー・ダーリンの音楽キャリアのスタートは、コニー・フランシスの歌のソング・ライターでした。