ロックンロールの歴史 352

 

 

1957年7月6日、リバプール近郊のウールトンの教会のお祭りで、あるスキッフル・グループが演奏してした。クオリー・メンThe Quarry Menはほとんどがクオリー・バンク・ハイ・スクールQuarry Bank High Schoolの学生で、聴衆の中にどうしてもミュージシャンになりたい子がいた。

THE DAY THAT CHANGED MUSIC: JOHN LENNON MEETS PAUL McCARTNEY, JULY6, 1957 | beatlelyLiverpool Beatles Auction: Lennon Quarry Bank High School Photographs

 

ポール・マッカートニーPaul McCartneyはすでにトランペットを演奏していたが、近所の子のジョージ・ハリソンGeorge Harrisonは、父親からもらったギターで時々一緒に演奏した。

Twenty Flight Rock' (single, 1957, by Eddie Cochran) - CSMonitor.com🚗 OTD in 1957: Paul & George Go Hitchhiking From Boris' stash of rare Beatles photos come these images of 15-year-old Paul McCartney and 14-year-old George Harrison hitchhiking through England's South Coast

二人とも、リバプールの大きな家具とレコードのお店であるネムズNEMS(ノーザン・イングランド・ミュージック・サービシーズNorthern England Music Services)をぶらついて、良いと思った曲だけでなく、青色と銀色のロンドン・アメリカンLondon American のレコードを探した。

London American Label-1957

そこは、町で最もレコードの品揃えがよく、当時の多くのレコード店と同様に試聴ブースがあって、買おうとする有望な商品を視聴することができた。ある日、ポールの友達のイバン・ボーガンIvan Vaughanが、自分の幼なじみがクオリーメンというバンドを持っていて、ウールトン教会のお祭りに来ると話したので、二人は自転車に乗って町の向こうまで見に行った。

1958....Paul McCartney, friend Ivan Vaughan, and George Harrison. Ivan was the person that introduced Paul to John, and Paul knew Ivan through the Liverpool Institute. They were both born on the sameAmazon | Ivan: Living With Parkinson's Disease | Vaughan, Ivan | Professionals & Academics写真

彼らがそこに行くと、何に対して興奮しているのかがポールには分かった。明らかにリーダーだとわかる若者は、ギター演奏はあまりうまくなかったが、強い雰囲気を押し出していた。そのバンドがデル・バイキングスThe Dell Vikingsの「カム・ゴー・ウィズ・ミーCome Go with Me」を始めると、この男が歌いながら歌詞を作っていて、しかもそれが気の利いた歌詞になっていたことがポールには分かった。

Come Go With Me, The Del Vikings - QobuzCome Go With Me / How Can I Find True Love by The Dell-Vikings (Single; Fee Bee; 205): Reviews, Ratings, Credits, Song list - Rate Your Music

バンドがステージから下がると、イバンはポールを連れて、幼なじみでリーダーのジョン・レノンJohn Lennonに会わせに行った。

July 6 1957 Paul McCartney met John Lennon for the first time when Lennon's band, The Quarrymen were playing at a church social. In the church basement between sets, 15-year-old McCartney teachesJohn Lennon & Paul McCartney (The Quarrymen, 1957)

二人はお互いに警戒していたが、ポールは魅了されたので、イバンと共にクオリー・メンの2回目のステージを待ち、クオリー・メンが小さなダンス・バンドの前座として、ライブ演奏をするために教会の集会ホールまで一緒に行った。集会ホールの準備ができるのを待ちながらぶらぶらしている間、ポールはジョンのギターを借りていいかと尋ね、バンジョーのようにチューニングされていることに気づいた。ポールはチューニングし直してよいかと聞き、そうした後、「女はそれを我慢できないThe Girl Can’t Help It」のサウンドトラック曲で、エディ・コクランEddie Cochranの「トゥエンティ・フライト・ロックTwenty Flight Rock」を演奏し始めた。

The Girl Can't Help It (1956) - IMDbAmazon.co.jp: Twenty Flight Rock : エディ・コクラン: デジタルミュージックTwenty Flight Rock - Wikipedia

この曲にはペースの早い歌詞がたくさんあったのに、それを上手に演奏したので、ジョンは感動した。自分の演奏をみんなが楽しんでいるのを見て、すかさず「ビー・バッパ・ルーラBe-Bop-A-Lurla」と2曲ほど演奏し、

Amazon.co.jp: Be Bop a Lula: ミュージックBe-Bop-a-Lula - Wikipedia

そのあと、ギターを下ろしてピアノに座ると「ロング・トール・サリーLong Tall Sally」を演奏した。

Amazon.co.jp: Long Tall Sally EP - 3rd - 4pr: ミュージックAmazon.co.jp: Long Tall Sally : Little Richard and His Orchestra: デジタルミュージックLong Tall Sally - Wikipedia

彼らは10時ごろまでぶらぶらし、それから酒を飲める年で通るかどうかを見るためにパブに行った。(マッカートニー15歳、レノン17歳間近だった。)最後に別々に家路についたが、レノンは友人と歩きながら、ポールをクオリー・メンに参加させるべきかどうかを尋ねた。ポールはほかの連中よりずっと演奏が上手だったので、反感があるかもしれなかった。しかしレノンは反感があっても、自分の野望のためには構わなかった。