キーキーした人工的なボーカルから逃れて安らぎを求め、人々はペレス・プラドのチャチャ「パトリシアPatricia」、

トミー・ドーシー・オーケストラThe Tommy Dorsey Orchestraの「二人でお茶をTea for Two Cha-Cha」、

ビーバップのドラマーであるコジー・コールCozy Coleの単調なドラム・ソロ「トプシー・パート・トゥTopsy, Part Two」、


独特なエコー・サウンドのトゥワンギー・ギター・インストゥルメンタルであるデュアン・エディの「レベル・ラウザーRebel Rouser」などのインストゥルメンタルに向かった。

![Duane Eddy And His 'Twangy' Guitar – Rebel-'Rouser – Vinyl (7", Single, 45 RPM), 1958 [r1341809] | Discogs](https://i.discogs.com/gw8U90R7UQYqwaRp0SBr-3VGUe7-ukdlRMqc6rOWr4g/rs:fit/g:sm/q:90/h:596/w:600/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTEzNDE4/MDktMTQwNjU1MDI5/Mi05NTE3LmpwZWc.jpeg)
レベル・ラウザーはアリゾナ州フェニックスを拠点とするギタリストの演奏で、そこで音楽業界のやり手だった若きリー・ヘイゼルウッドLee Hazlewoodとのコラボだった。

この曲は、ヘイゼルウッドが必ずヒットすると思ったスローなインストゥルメンタル、「ストーキンStalkin’」のB面として発売され、マスター・テープはフェニックスからハリウッドに送られた。
ハリウッドでヘイゼルウッドは、別の野心的プロデューサーであり、リーバー&ストーラーをハリウッド中に紹介したレスター・シルLester Sillと協力して、「ストーキン」にサックスを追加した。

シルはフィラデルフィアで前途有望なレーベルであるジャミー・レコードJamie Recordsにコネがあり、ディック・クラークはすぐに「ストーキン」を気に入ったが、売れなかった。しかし、DJ達がレコードをひっくり返すと、ギターのインストゥルメンタルがあるのを見つけ、ビル・ジャスティスBill Justisの「ローンチ―Raunchy」よりかなり洗練されていて、突然、エディ、ヘイゼルウッド、シルは成功することになった。


