これが自分の置かれた環境だとボビー・ジマーマンBobby Zimmermanは思い、すぐに自分をボブ・ディランBob Dylanと名乗った。サーカスと一緒にツアーをして成長し、リトル・リチャードLittle Richardのバンドで演奏し(これは嘘で、本当のことを言うと野暮ったいのだが、短期間ボビー・ビーBobby Veeのバンドにいて解雇されたのだった)、ウディ・ガスリーWoody Guthrieを定期的に訪問し、その枕元で歌を演奏すると、年老いたガスリーは明らかにとても嬉しそうだったと話した。




ディランは2月までにグリニッチ・ビレッジでのクラブ公演を始め、現場の人たちと知り合いになった。バンジョーとフィドルの演奏をするピーター・スタンプフェルPeter Stampfel。


ディキシーランド・ジャズ・バンドの演奏から始めて、すぐにハーレムの牧師レバーランド・ゲーリー・デイビスthe Reverend Gary Davisから学んだブルースに転向したしわがれ声の若い男デイブ・バン・ロンクDave van Ronk。

そして、テキサスで始めて(そこではバディ・ホリーBuddy Hollyが書いてくれた曲をもらい)、ニューヨークに移ったキャロリン・ヘスターCarolyn Hesterがいた。

![Carolyn Hester – Dear Companion – 2 x CD (Compilation), 1995 [r12150117] | Discogs](https://i.discogs.com/BjWlJ0eA_hf2R9Tzw_CSUeJJ4IUlRSbGjG2TUOcMl6o/rs:fit/g:sm/q:90/h:507/w:600/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTEyMTUw/MTE3LTE1NjU1NTQ5/NzItNjQyOC5qcGVn.jpeg)
この集団にとってツイストは重要でなく、追い求める遥かに重要なことがあった。多くの人は核軍縮、人種差別廃止、南部の投票権に関心があり、ピート・シーガーPete Seegerなど40年代後半から50年代前半までのかつてのフォーク・リバイバル時代のフォークシンガー達から声援を受けた。

ピートは、教会のホールから大学のカフェテリアまで、迎えてくれるところにはどこでも旅して演奏し、曲は癒しを与え、必要とされる癒しがたくさんあるということを思い出した。


しかしながら、それを10代のアメリカ人がダンスをするレコードからは知ることができない。『ヒット曲作りの役割を担うR&Bのディスク・ジョッキー:シングルをヒットさせ、新鮮な楽曲を提供』という6月の見出し記事は見事に言い当てた。「新鮮な楽曲」とは再び売れているオールディーズの復刻盤で、昔の曲のようだが全く新しいボーカル・グループのレコードがたくさん出た。傑出したバス・シンガーが歌うカーティス・リーCurtis Leeの「プリティ・リトル・エンジェル・アイズPretty Little Angel Eyes」、


ティーンの恋と失恋を歌いユージーン・ピットEugene Pittがリードをとるジャイブ・ファイブThe Jive Fiveの「マイ・トゥルー・ラブMy True Story」、

![The Jive Five With Joe Rene And Orchestra – My True Story / When I Was Single – Vinyl (7", 45 RPM), 1961 [r2198893] | Discogs](https://i.discogs.com/gFEllEDXY5w2T2fKXITO1frilzMtHmM-oxdCtRqau7w/rs:fit/g:sm/q:40/h:300/w:300/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTIxOTg4/OTMtMTU4NjQ2MDY2/My00MzQ1LmpwZWc.jpeg)
フィラデルフィアの白人グループのドベルスThe Dovellsが「ブリストル・ストンプBristol Stomp」を演奏する時、ブリストル出身の地元の子たちを「ピストルのように鋭い」と褒め、

![The Dovells – Bristol Stomp – Vinyl (7", 45 RPM, Single), 1961 [r1357445] | Discogs](https://i.discogs.com/rQhnuOjUW59A-9SlU945MazNYDmTUEv6_1e8r7vDUyU/rs:fit/g:sm/q:90/h:600/w:596/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTEzNTc0/NDUtMTM1ODI5NDc5/OC0zODUwLmpwZWc.jpeg)
バリー・マンBarry Mannがむしろ自分のことを歌った「シビれさせたのは誰?Who Put the Bomp」は、バップ・シュー・バップ・シュー・バップの中にバップを入れ込んだ作曲者が、彼女を自分に恋させることを誓う曲だ。

バリーはもちろん新進気鋭のソングライターだ。
