ロックンロールの歴史 229

 

レイ・チャールズRay Charlesは、1958年のほとんどをボーカリストして活動した。

The Singles Collection Plus 1952-1958 - RAY CHARLES - 50's Artists & Groups CD, JASMINE

アーメット・アーティガンAhmet Ertegunの兄で、アトランティックの定評あるジャズ部門責任者、ネスヒNesuhiが選りすぐりのプレーヤーと一緒にチャールズをスタディオに入れ、モダン・ジャズ・カルテットのビブラフォン演奏者ミルト・ジャクソンMilt Jacksonや、チャールズ自身のサクソフォン演奏者デイビッド・ファセド・ニューマンDavid Fathead Newmanと一緒に、素晴らしいインストゥルメンタル・アルバムを数枚レコーディングした。

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Meet Milt Jackson : Milt Jackson | HMV&BOOKS online : Online Shopping & Information Site - COCB-53453 [English Site]Fathead Ray Charles Presents David Newman - デヴィッド“ファットヘッド”ニューマンのアルバム - Apple Music

それからレイは1958ニューポート・ジャズ・フェスティバルthe 1958 Newport Jazz Festivalの素晴らしいステージへと向かったが、これはアトランティックが録音して、年末にレイ・チャールズ・アット・ニューポートRay Charles at Newportとしてリリースされた。

Ray Charles at Newport - Wikipedia

このステージはほとんどがインストゥルメンタルだったが、舞台の終わりに、レイレットゥ・マーギー・ヘンドリックスRaelette Margie Hendrixが「ザ・ライト・タイム(Night Time Is)The Right Time」の間に踏み出して「ベイ・ベイBay Bay」と何度も大声で歌った結果、信じられないほどの緊張感を生み出し、このアルバムが今まで録音されたライブ・ステージの中でも最高のものの一つであるという評判を固めることとなった。

MARGIE HENDRIX : Sir Shambling's Deep Soul Heaven

チャールズは間を置かず、そのシングル盤をレコーディングし、それがポップとソウルのチャートを上がって、ポップ・アーティストとして復活の前兆となった。そして実際に戻ってきた。1959年2月18日、チャールズはバンドと一緒にアトランティック・レコーディング・スタディオAtlantic Recording Studiosに入り、再び歴史を作った。

Atlantic Records: 1959-1975 | KCUR - Kansas City news and NPR

レイはツアー中に使ったウルリッツァーWurlitzer電子ピアノを持っていて、ジャズ・ファンは活気のない金属的な音をけなしたが、巡業中に作ったお決まりの歌詞(「赤い服の女の子を見なよ」など)の付いたリズム運動に、レイレッツThe Raelettesと一緒に黒人霊歌のコール&レスポンスをちりばめて、復活の儀式を思わせるために使うことができた。

1959 Wurlitzer 120 Electric Piano - Retro Rentals

The Raelettes – Hits And Rarities – CD (Compilation, Limited Edition, Unofficial Release), [r3667543] | Discogs

この曲は「ホワッド・アイ・セイWhat’d I Say」というタイトルで、5分以上になったが、聞いた人は誰もがヒットすると思い、真ん中にうまくつなぐ場所があったので、アトランティックはあわてて45回転レコードのパート1、パート2にした。

What'd I Say, Pt. 1 Song|Ray Charles|What'd I Say (Pt. 1 & 2.) (Digital 45 w/PDF)| Listen to new songs and mp3 song download What'd I Say, Pt. 1online on Gaana.com

このセッションでレイが他にもう1曲だけレコーディングしたのは、ファイブ・ロイヤルズThe “5” Royalesのローマン・ポーリングLowman Paulingによる「テル・ザ・トゥルースTell the Truth」だった。

Tell the Truth -Digi-Lowman Pauling (July 14, 1926 - December 26, 1973) Guitarist/songwriter Lowman Pauling was a member of '50s R&B/rock vocal group the "5" Royales and co-wrote "Dedicated to the One I Love," coveredThe "5" Royales – Tell the Truth Lyrics | Genius Lyrics

 

レイ・チャールズRay Charles、サム・クックSam Cookeなど数名の貢献によって、新しい種類の黒人ポピュラー音楽が生まれつつあった。

Live 1958-60Sam Cooke / Bumps Blackwell Orchestra – Sam Cooke – Vinyl (LP, Album), 1959 [r15874606] | Discogs