プライスの「クレージー・アームズCrazy Arms」はジェリー・リー・ルイスがカバーしたのだが、プライスのバンドであるチェロキー・カウボーイズThe Cherokee Cowboysが、だれもしたことのない方法でいわゆるテキサス・シャッフルを演奏し、それをプライスが大いに利用したのだった。


![Jerry Lee Lewis – Crazy Arms – Vinyl (7", 45 RPM, Single), 1956 [r8377306] | Discogs](https://i.discogs.com/sjw_QkPBulS3cd25TljsP2OPaaTRfTlaHpr-aCfre_I/rs:fit/g:sm/q:90/h:599/w:600/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTgzNzcz/MDYtMTc0NDU1MTYz/Ny05MjA5LmpwZWc.jpeg)

(この頃のプライスのツアー・バンドにはギタリストのロジャー・ミラーRoger Miller、ベイシストのウィリー・ネルソンWillie Nelsonがいて、二人ともテキサス州フォートワースで獲得した。)


しかし、1958年カントリー・シングル1位のリストを見ると何が起こったのかがはっきりする。マーティー・ロビンスMarty Robbins、ジェリー・リー・ルイスJerry Lee Lewis、ジョニー・キャッシュJohnny Cash、ドン・ギブソンDon Gibson、エバリー・ブラザースThe Everly Brothers、ファロン・ヤングFaron Young(その1955年のヒット「リブ・ファースト・ラブ・ハード・ダイ・ヤングLive Fast, Love Hard, Die Young」はロックンロールの態度だったが、後年彼は静かになった)、レイ・プライスRay Priceがいた。







![Faron Young – Live Fast, Love Hard, Die Young / Hello Walls – Vinyl (7", 45 RPM + 2 more), [r8781245] | Discogs](https://i.discogs.com/f9FWzpE9N75LwgwtI8xAPBO0KbXh6g4fNafP6v3gCFw/rs:fit/g:sm/q:90/h:578/w:600/czM6Ly9kaXNjb2dz/LWRhdGFiYXNlLWlt/YWdlcy9SLTg3ODEy/NDUtMTYxMzc3ODcy/My0yODgxLmpwZWc.jpeg)
もう一人の演奏者はカントリーのスターになりたかったエディ・コクランで、この夏「サマータイム・ブルースSummertime Blues」がチャートに入った。


この曲は学校を卒業した後、生活と仕事を織り交ぜたティーンのプロテスト・ソングで、あまりにうまくできているために、すべての楽器を自分で演奏し全体をマルチトラックで録音したことにだれも気付かなかった。
