ロックンロールの歴史 41

アレクサンダーズ・ピルグリム・トラベラーズJ.W. Alexander’s Pilgrim Travelers は、多くの経験豊かなゴスペル・グループと同様に、1920年代半ばから活躍していたシカゴを本拠地としたグループ、ソウル・スターラーズThe Soul Stirrersの後を追っていた。

Pilgrim Travelers - Gospel Boogie - Rare Recordings 1946-1957 - Amazon.com  MusicHeaven Is My Home

1950年までに、彼らはショーマンシップをよく知っているRHハリス R.H. Harrisの指揮下に入り、ゴスペルのショーは競争が激しくなったので、ハリスはスペシャルティ・レコードSpecialty recordsで新しいスタイルを取り入れてレコーディングしていた。

Rebert H. Harris Discography: Vinyl, CDs, & More | Discogs

(ハリスは、「ホワイ・ドゥ・ユー・ライク・ルーズベルトWhy Do You Like Roosevelt (Poor Man’s Friend)」や「ジーザス・ヒッツ・ライク・ジ・アトム・ボムJesus Hits Like the Atom Bomb」など社会的内容のある曲をこのグループにレコーディングさせた。)

Wade In The Water Ep. 4: Sacred Songs As History : NPRJesus Hits Like the Atom Bomb / Something Within Me by The Pilgrim  Travelers (Single, Vocal Group): Reviews, Ratings, Credits, Song list -  Rate Your Music

1951年に、引き続き自分のグループに最高のシンガーを加えようとしていたハリスは、若くてハンサムなサム・クックSam Cookeという子をグループに採用し、ショーに顔を出す10代の少女が増えたことを快く思っていた。

Jesus, I'll Never Forget ‑ 曲・歌詞:サム・クック, The Soul Stirrers | Spotify

実は、彼はこうなることを予見していたのだろうが、サムはかつてハイウェイQCというグループのリード・ボーカルを務めていて、彼らはまだ10代だったにもかかわらず、町で公演があると現れて競争相手を吹き飛ばす癖があった。

The Highway Q.C.'s | Spotify

サムの後任は、シカゴの別の10代のルー・ロールズLou Rawlsだった。

LOU RAWLS-VERY BEST of

ゴスペルの新しいサウンドが人気だったことは間違いなく、トランペッティアーズThe Trumpeteersというグループは、1949年にレース・チャートにおいて、「ミルキー・ホワイト・ウェイMilky White Way」で頑張って1位を獲得した。

Milky White Way - Album by The Trumpeteers - Apple MusicThe Trumpeteers – Milky White Way / Handwriting On The Wall – Shellac (78  RPM, 10"), 1948 [r18402520] | Discogs