ビッグ・ジョー・ターナーBig Joe Turner(1911-1985)、ミズーリ州カンザスシティ
ジョセフ・バーノン・ターナーJoseph Vernon Turnerは幼い頃、教会で歌っていた。10代前半の頃、ジョーはカンザス・シティのバーやクラブで雑用をしていた。様々なバンドで歌う機会も多かった。シンガーとしてのビッグ・ジョー・ターナーは、ジャズや泥臭いブルースを歌うパフォーマー、レコーディング・アーティストとしてプロのキャリアを築いた。
1951年、アトランティック・レコードAtlantic Recordsと契約した。アトランティック・レコードのリズム&ブルースのレコーディング・アーティストとして、次のような曲で成功を収めた。「モーニング・ヌーン・アンド・ナイトMorning, Noon, and Night」や「リップスティックス・パワー・アンド・ペイントLipsticks, Power, and Paint」など。
彼の大ヒット曲は1954年の「シェイク・ラトル・アンド・ロールShake Rattle And Roll」で、この曲は白人のティーンエイジャーの間で大流行した。
同年にビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツBill Haley and His Cometsが彼のレコードをカバーし、ターナーのレコードを上回るセールスを記録した(前書き参照)。
エルビス・プレスリーも1956年にこの曲をレコーディングするが、ターナーやヘイリーのようにヒットすることはできなかった。
ターナーは1985年に亡くなった。リズム&ブルース音楽の初期創始者の一人であり、ロックンロール誕生の最初のパイオニアの一人に値する。彼はロックの殿堂入りしている。