「ディオン」ディオン・フランシス・ディムッチ“Dion” Dion Francis DiMucci(1938-現在)ニューヨーク州ブロンクス
1957年、ディオンは近所の友人たちとドゥーワップ・グループを結成し、ディオン&ベルモンツDion and The Belmonts(アカペラ・ドゥーワップを歌っていたブロンクスの街角にちなんで)と名乗り、ブロンクス最高のドゥーワップ・グループとして評判を高めた。
1958年にモホーク・レコードMohawk Records、後にローリー・レコードLaurie Recordsでレコーディングを開始した。1959年に大ヒットした「恋のティーンエイジャーTeenager In Love」はビルボード5位にチャートイン。1960年には「フエア・オア・フェンWhere Or When」で再び大ヒットを記録し、ビルボード3位にチャートインした。
ドゥーワップ・グループは解散し、ディオンはひとりでレコーディングを続けた。1960年、ディオンはディオン&グループとなり、いくつかのトップ10ヒットを放った。「ロンリー・ティーンエイジャーLonely Teenager」チャート12位、「ザ・ワンダラーThe Wanderer」チャート1位、「ラバーズ・フー・ワンダーLovers Who Wonderチャート3位、
「リトル・ダイアンLittle Diane」チャート8位、「ラブ・カム・トゥ・ミーLove Came To Me」チャート10位、「ルビー・ベイビーRuby Baby」チャート2位、
「ドンナ、ザ・プリマ・ドンナDonna, the Prima Donna」チャート6位。
1961年の映画『ティーンエイジ・ミリオネアTeenage Millionaire』に出演。
ディオン&ベルモンツ、ディオン&グループは、50年代後半から60年代前半にかけて最も成功したドゥーワップ・グループのひとつであり、ロックンロールの誕生に大きな影響を与えた。ロックの殿堂入りしている。ロックンロールのクラシック期とネオ期にレコーディングを行った。