Bob Knight Four Good Goodbye
The Bob Knight Four (Brooklyn, New York)
Personnel :
- Bobby Bovino (Lead)
- Paul Ferrigno (First Tenor)
- Ralph Garone (Second Tenor)
- John Ropers (Bass)
Discography :
Singles :
1961 – So So Long (Good Goodbye) / You Tease Me (Taurus 100)
1961 – Good Goodby / How Old Must I Be (Laurel 1020)
1961 – For Sale / You Gotta Know (Laurel 1023)
1961 – Well I’m Glad (Laurel 1025)
1962 – I’m Selling My Heart / The Lazy Piano (by The Lazy four) (Taurus 356)
1962 – Memories / Somewhere (Josie 899)
1963 – Two Friends / Crazy Love (Jubilee 5451)
Eddie Delmar & The Bob Knight Four
1961 – Blanche / Love Bells (Madison 168)
1965 – Garden In The Rain / My Heart Beckons You (Vegas 628)
Eps :
Acappella – Bob Knight Four (Nemo 009)
1983 – Crazy For You / Mexico / When I’m With You / Shadrack
バイオグラフィー：
ボブ・ナイト・フォァは、50年代後半から60年代半ばにかけて、ニューヨークをはじめとするアメリカの数多くの都市の街角、ティーン・クラブ、地元のダンス・シーンで活躍した何千ものドゥーワップ・グループのひとつである； ボブ・ナイト・フォアはその中間で、ブルックリンのベッドフォード・スタイヴェサント出身（ベッドスタイにまだ白人が多く住んでいた時代）で、作品はメジャー・レーベルからレコーディングされリリースされたが、ビルボード・ホット100の最下位圏より上に行くことはなかった。グループの起源は、ラルフ・ガローン、ルイ・マルティーノ、ジョン・ナピアとジョー・ナピアの兄弟によって結成された、イースト・ニューヨークのフランクリン・K・レーン高校を拠点とするドルフィンズというアマチュアバンドに遡る。
彼らは、ジョン・ナピアのオリジナル曲「愛の讃歌」をレコーディングすることになったが、この曲の作者とラルフ・ガローンに音楽の可能性を示す以外には、大したことはできなかった。やがて彼らは、一緒に活動できる本格的な地元の才能を探すようになり、最終的には、ボブ・ボヴィーノ（スター・タイムという10代前のタレント・ショーケースに出演していたことから、すでに地元では一種の有名人だった）をリードに、ポール・フェリグノをファースト・テナーに迎え、ガローンがセカンド・テナーとバリトン、ナピアがベースを歌い、5人目のメンバー、チャーリー・リカタがその間を埋めるというグループを結成した。彼らは近所で定期的に演奏するようになり、評判を高めると同時に、デモを録音し、憧れのレコーディング契約を目指した。1959年、リカータが徴兵されグループを脱退したため、ボビー・デルはカルテットとして活動することになった。地元のマネージャーとプロモーターの助けもあり、彼らはローレル・レコードのオーナー、トニー・セペに紹介された。
こうして生まれたのがボブ・ナイト・フォーであり、彼らがデビュー・シングルとしてリリースした「Good Good Bye」は、ニューヨーク（いくつかのリストでは地元でトップ10入り）、フィラデルフィア、カリフォルニアの一部でチャートインし、地方ヒットとなった。彼らの次の2枚のレコードは、期待された成果を上げることができなかったが、その理由のひとつは（最初のフォローアップ・アルバムの場合）、A面曲とB面曲のオンエアが分かれたことだった。ジュビリー・レコードで働く旧友マイケル・アイクナー（後にコロムビア・レコードの副社長）が彼のレーベルとレコーディング契約を結び、1962年4月に4枚目のシングル「Memories」b/w「Somewhere」がリリースされた。その後数ヶ月のジュビリーでの活動の中で、ローレルが他の小規模レーベルに、しばしば再録音されたバッキングや関係のないB面を含む古い楽曲をライセンスし始めたため、グループは突然、古い楽曲で競合することになった。
彼らはまた、ジュビリーゆかりの様々なソングライターやアーティストのためのデモ・レコーディングにも忙殺され、特にボブ・ネムサーが書いた「Cara Mia」は、後にジェイ＆ジ・アメリカンズのヒット曲となった。ネムサーは60年代半ばにボブ・ナイト・フォーのマネージャーとなったが、この時期はブリティッシュ・インヴェイジョンの急成長とそれに伴うハーモニー・ヴォーカル音楽への関心の低下の中で、オリジナル・グループが分裂した時期だった。元ボビー・デルのチャーリー・リカタがガローンとナピアに加わり、エディ・デルマーとフランク・イオヴィーノをリード・ボーカルに迎えた新バージョンのボブ・ナイト・フォーを結成。彼らは1966年まで存続し、当時トーケンズと交わった。後者のB.T.パピー・レーベルからのレコーディングを希望していたが、それは実現しなかった。カペ・レーベルからベスト盤LPもリリースされた。ガローンがガンで闘病生活を送っていた1990年代、グループはまだオールディーズ・サーキットで演奏しており、彼の弟がその座を埋める形で10年代半ばまで演奏を続けていた。
ブルース・エダー、オール・ミュージック・ガイド