Belmonts(Dion & the) No One knows
チャート・セールスに関しては、ローリーへの最初のレコーディングを凌駕し、全米ポップ・チャートのトップ20に入るという、1958年のドゥーワップ・グループにとってレーベルへの2度目の挑戦としては快挙だった。この成功により、ローリー・レコードはグループをバラードの数々で軌道に乗せた。ロック・ヒットとバラード・スマッシュを手にしたグループは、大規模なツアーを開始した。東部で数多くのワンナイトツアーを行い、全国各地をパッケージツアーで回った。
1959年の年明け直後、グループの新作はローリー3021位「Don’t Pity Me」と「Just You」だった。Don’t Pity Me “の哀愁を帯びたサウンドはグループにとって効果的で、前2作ほど有名ではなかったものの、再び全米ポップ・チャートにランクインした。新譜を引っさげて、グループは 「The Winter Dance Party 」というレヴュー・ツアーを中西部で行った。このショーは、アイオワ州クリア・レイク近郊でバディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、J.P.リチャードソン(ビッグ・バッパー)の命を奪った飛行機墜落事故として悪名高く語り継がれている。春の終わりには、ディオン&ザ・ベルモンツは#3027からローリーの新作「A Teenager In Love」をリリースする準備をしていた。