3-21.ア・ティーネージャー・イン・ラブA Teenager In Love-ディオンとベルモンツDion & The Belmonts(ドク・ポーマスDoc Pomus、モルト・シューマンMort Shuman)
59年3月ローリーLaurieのシングルとして発売:ポップ5位
ドク・ポーマスはつまらない曲は書くわけはないし、モルト・シューマンが一緒ならなおさらだと言う人がいて(そして僕たちもその中にいる)、「ア・ティーネージャー・イン・ラブ」は、確実にその中の一つだ。
ディオンの声(そしてこれほど『ニューヨーク』らしく聞こえる声は他にあるだろうか?――が再び道を拓き、ベルモンツはバックとして特に滑らかで、この曲――必ずI-VIm-IV-Vのコード編成を使う――は、最初から最後までひたすら繰り返す。もし、1959年に世間がどんな感じに思えるかを知りたければ、ただこのレコードを聞けばよい。
もしユーモアのセンスがあるのなら、フォー・プレップスー・プレップスThe Four Prepsのこのレコードのパロディーを、アンソロジーの一つから聞くことを勧める。