ロックンロールの歴史 248

 

サム・クックSam Cookeも、うずうずしてきた。

Keen Records StorySAM COOKE / Songs By Sam Cooke (LP) / Keen | WAXPEND RECORDS

キーン・レコードKeen recordsでのクックのレコードは順調で、ブラック・マーケットにおいては非の打ちどころがないのだが、ポップの世界では、考えていたほどではなかった。いくつかの点でキーンはレコード販売力がないと非難し、また、マネージしているウィリアム・モリス・エイジェンシーWilliam Morris Agencyも責めた。

しかし、このエージェンシーは、クックをRCAレコードと接触させ、1959年の末に、サムはRCAとの契約内容を検討した。

Sam Cooke - Sam Cooke Sings - 7 inch Vinyl EP - 1961 - RCA Victor LPC-126 |  eBay

彼らはクックにポップを演奏させるという素晴らしい考えを持っていて、プロデューサーとしてヒューゴ&ルイジHugo & Luigiを付けた。

ARTIST / Hugo & LuigiHugo & Luigi: albums, songs, concerts | Deezer

ヒューゴ・ペレッティHugo Perettiとルイジ・クリアトーレLuigi Creatoreは従弟どうしで、白人アーティストがカバーするためのR&Bレコードを探す仕事をマーキュリーのためにしていた等の実績があるとともに、RCAがそれぞれに10万ドルの報酬と他の手当てを提示した時には、モーリス・レビーMorris Levyと一緒にルーレット・レコードRoulette Recordsを共同経営していた。

Morris Levy - Wikipedia

二人はレビーと円満に分かれ、仕事を引き受けた。クックは二人にとって最初の大きな依頼人であり、ポップに転向させる決断をした。クックと一緒に制作した二人の最初の楽曲は、ジェフ・バリーJeff Barryの「ティーネージ・ソナタTeenage Sonata」で、複雑になり過ぎ、オーケストラも過剰だったので、ポップ・チャートで50位止まりだった。

Jeff Barry - Alchetron, The Free Social Encyclopedia

SAM COOKE : (EP) You understand me / Teenage sonata / I belong to your  heart / If you were the only girl - 18 ) - ROCK & ROLL- era 1955 - 1964 :  Singles & EP's - View all Vinyl RecordsSam Cooke – Teenage Sonata – Vinyl (7", 45 RPM, Single), 1960 [r6641087] |  Discogs

更につらかったのは、サムがルー・アドラーLou Adler、ハーブ・アルパートHerb Alpertと一緒に書いた「ワンダフル・ワールドWonderful World」を、キーン・レコードがリリースした時で、この曲の方がはるかに優れていて、トップテン近くまで行った。

Lou Adler – A Musical History – CD (Compilation), 2014 [r7926205] | DiscogsLou Adler - About - Entertainment.ie

Amazon.co.jp: The Wonderful World Of Sam Cooke [Analog]: ミュージックSam Cooke / Wonderful World (7inch) / Keen 1960 US盤 VG | Doo Wop |  Groovenut Records SOUL JAZZ FUNK 45 DISCO HIP HOP

ヒューゴとルイジは、サム・クックの別のオリジナル「チェイン・ギャングChain Gang」で再挑戦した。

Chain Gang (Sam Cooke song) - WikipediaSam Cooke - Chain Gang / Cupid (7 inch Record / Used) – Solidity Records

この曲でサムはガールフレンドに、一日中石を砕いて費やすことがどんなことか、そしてどれほど再会を待ち焦がれているかについて愛情をこめて歌った。奇妙な選択だったかもしれないが、2位になり、サム、ヒューゴ、ルイジは何かをつかんだように見えた。