1940~50年代初期のリズム&ブルース 8

カントリー・ミュージックも、戦後にどこか新しくなったが、それはハンク・ウィリアムスHank Williamsだった。

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ウィリアムスの影響は、彼の後に登場したカントリー演奏者に対して行き渡ったので、彼自身が革命的だと思われることはなく、彼のサウンドは画期的ではなかったが作曲は画期的だった。伝説によると、ウィリアムスは、育ったアラバマ州モンゴメリーで地元の黒人ストリート・パフォーマーのティー・トットTee Totから、ギターとブルースを習い、その結果、初期のカントリーのソングライターとは異なる曲を書いた。商業的カントリー・ソングの最初の時期を築いたカーター・ファミリーthe Carter Familyの時代から、カントリー・ソングは理想化された過去、無くなった家、天国に召された親、離れ離れになったり死んでしまった恋人を恋しく思うもので、すべて、歌手が変えてはいけないものだった。

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カントリーは運命とあきらめ、今より良かった過去を懐かしみ、南部の田舎から北の工業地帯に移住した人が思い描く故郷を理想化していた。ハンク・ウィリアムスはブルーズを自分のものにして規則を変えた。彼の歌はこうだ。「これは私に起きたか、あるいは起こりつつある。そしてこんな風に感じる。」恋をし、幸せだった。恋人は彼を捨て、彼は怒り悪意を持つ。彼は誰かと一緒であろうとなかろうと、幸せになることを楽しみに待つ。タイトルはこれを表し、「ユア・ゴナ・チェンジYou’re Gonna Change(or I’m Gonna Leave)」、「アイ・ジャスト・ドント・ライク・ディス・カイント・オブ・リビンI Just Don’t Like This Kind of Livin’」、

Hank Williams With His Drifting Cowboys – You're Gonna Change (Or I'm Gonna Leave) / Lost Highway (1950, Vinyl) - DiscogsHank Williams With His Drifting Cowboys – I Just Don't Like This Kind Of Livin' / May You Never Be Alone (1950, Vinyl) - Discogs

「アイ・キャント・ヘルプ・イットI Can’t Help It(If I’m Still in Love with You)」、「アイム・ソー・ロンサム・アイ・クッド・クライI’m So Lonesome I Could Cry」、「ホンキー・トンキンHonky Tonkin’s」となった。

Hank Williams – I Can't Help It (If I'm Still in Love with You) Lyrics | Genius Lyrics最も人気のあるハンク・ウィリアムスの曲はB面だった「I'm So Lonesome I Could Cry(邦題: 泣きたいほどの淋しさだ)」

Hank Williams With His Drifting Cowboys – Honky-Tonkin' (1956, Vinyl) - Discogs

これらの曲はカントリーの聴衆にとても受け、ウィリアムスはスターになったのだが、当人にとっては良くもあり悪くもあった。すでに重症のアルコール中毒だったが、さらに不安定で信頼できなくなってしまったため、1953年のウェスト・バージニアにおけるニュー・イヤーズ・イブ・ショーに向かうリムジンのバックシートの中で、処方薬の過剰摂取のために29歳で死亡したのだ。短い人生の中で、カントリー・ミュージックを変えただけでなく、本格的なソングライターとしてポップの主流から認められ、マーガレット・ホイッティングMargaret Whitingからファッツ・ドミノFats Dominoまでが彼の曲をレコーディングした。

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カントリー分野の流れを大きく変える出来事は1945年にたまたま起こったのだが、セシール・キャンベルとブリアーホッパーズCecil Campbell and the Briarhoppersという人のレコーディング・セッションの最後に、セッション・ギタリストのアーサー・スミスArthur Smithがブギ・ウギを自分のギターで弾き、それがレコーディングされたのだ。

Cecil Campbell – Cecil Campbell & His Tennessee Ramblers (CD) - Discogsbriarhoppers - History South

ARTHUR SMITHをApple Musicで

ブギ・ウギは1930年代に大流行し、多くの黒人ピアニストが、右手でメロディを奏でながら、強力な左手でウォーキングベースを置いて演奏して、キャリアを築いたのだ。

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