ロックンロールの歴史 1961年 18

広がる音楽の混とん状態は、9月にジャズ・ピアニストのデイブ・ブルーベックDave Brubeckがリリースしたアルバム「タイム・アウトTime Out」で、あまりうまく行かなければ仕掛けがあった。

DAVE BRUBECK - KEN BURNS JAZZ / デイヴ・ブルーベック《ケン・バーンズ・ジャズ~20世紀のジャズの宝物》/DAVE BRUBECK/デイヴ・ブルーベック|JAZZ|ディスクユニオン・オンラインショップ|diskunion.netTime Out - The Dave Brubeck Quartet, Paul Desmond

そのアイデアは、ジャズで広く使われている4/4と2/4の代わりに普通でない拍子記号で曲をたくさん録音したことだ。このことは時々起こった―ファッツ・ウォーラーFats Wallerの「ジターバグ・ワルツJitterbug Waltz」は名曲だ―が、ブルーベックは白人の知的ジャズ(黒人の支持者もたくさんいた)のウェスト・コースト・「クール」West Coast “cool” 集団の出身だった。

Amazon | Fats Waller | Waller, Maurice, Calabrese, Anthony, Lipskin, Michael | JazzJitterbug Waltz By Thomas "Fats" Waller Thomas "Fats" Waller - Digital Sheet Music For Leadsheet (melody/chords Only) - Download & Print HX.38332 | Sheet Music Plus

TAKE 5: West Coast Cool Jazz - YouTube

タイム・アウトは気づかれないうちに過去のものになっていたが、ハイファイ・マニアがこのアルバムを取り上げて、コロンビア・レコードColumbia recordsがなぜか「テイク・ファイブTake Five」という5/4の曲をアルバムから切り離しシングルとしてリリースした。

Take Five / Blue Rondo A La Turk | Discogs

(ほとんどのジャズ・アーティストは黒人の都会ジュークボックス市場向けにシングル盤をリリースしていたが、ラジオでかかることはほとんどなく、たいていはジュークボックス・バージョン向けに編集され、ジャズラジオはむしろ編集されない曲をかけていた。)変拍子にもかかわらず、ポップ・ラジオで受け入れられ、ポール・デスモンドPaul Desmondのアルト・サックスが、レコードの溝の上で人の心をとらえるメロディーを奏で、ポップ・チャートの25位まで上がった。

Amazon.co.jp: Paul Desmond Songbook: A Step-by-Step Breakdown of the Sax Styles and Techniques of a Jazz Great (Signature Licks) (English Edition) 電子書籍: Morones, Eric J.: Kindleストア

カリフォルニアの方では、ニューポート・ビーチの一部、バルボア半島でエピソードが発生していた。1920年から人々はここでサーフィンをしていたが、ジョージ・フリースGeorge Freethという名前の男が、ロサンジェルスの路面電車を浜辺で振興させようと波乗りをしていると、第二次大戦後、実際に走り出し、社会に戻って適応することが難しい大勢の退役軍人が一種の治療法として使い、独りで水辺に住んで、自立するために変わった仕事に就き、人間と海の1対1の生活共同体―—したことがなければ説明ができない―—のために生きていた。

Coronavirus Invites Look at 1919 Surfer's Illness, Death - California Historical Society

この連中は打ち寄せる波の良いところに住み、それはカリフォルニアでは、サンタ・クルーズの南から国境を越えてバジャまでを指す。彼らは独自のことと文化を持ち、その結果、サーフィンを独自のルールのあるスポーツに変え、ボードを軽くなるようにし、流体力学に対応でき、ボードの前の方まで歩いて行ってその上で指をぶらげる『ハンギング・テンhanging ten』などの操作を開発した。サーフィンで大事なことは面白そうだということで、この連中のなかには、覚えたがっているティーネージャーたちの指導者に、自分たちがなると思う者もいた。

HANGING TEN-ISH! - PressReader

マリブ・ビーチMalibu Beachは、素晴らしいと波があり、裕福なLAのティーネージャーにとって簡単に行ける場所なので、盛況な社会風景が展開され、年配のサーファー、ティーネージャー、そのガールフレンド、やじ馬が入り混じった。この世界に勢いよく飛び込んできたのが、身長5フィート(約150㎝)のキャシー・コナーCathy Kohnerで、映画作家の娘で、サーフィンの仕方を覚えたい女の子だった。

Kathy Kohner, Accidental Icon, Malibu Photo creds: Kathy Kohner Collection | Surfing pictures, Surfer girl, Surfing

彼女のあだ名はその身長からギジェットGidgetだった。

Gidget』|ネタバレありの感想・レビュー - 読書メーター

―女の子girlと小人midgetの合成語。連中はコナーをしつこく悩ませたが、コナーは真剣で近くの自宅から食べ物をこっそり持ち出して連中に食べさせ、後でわかったことだが、彼女にはサーフィンの才能が有ったのだ。コナーはすべて日記に付けていて、1957年に父親が彼女の手助けで、それをペーパーバックの小説にしたのだが、題名はもちろん、ギジェット。

VINTAGE SHOTS FROM DAYS GONE BY! (Part 2) | Page 1040 | The H.A.M.B.

500万部売れた。1959年、サーフィンのシーンにはコナーの友達を使って映画が制作され、全国のティーネージャーが突然、魅力的な若者(そうでないティーネージャーもいた)が集まり、すでに出来上がったサブカルチャーを差し出された。

Amazon | Gidget: Complete Collection/ [DVD] [Import] -TVドラマ

独自のファッション(ペンドルトン製Pendletonのチェックのフランネル・シャツが流行で、男の子の水泳パンツは『バギー(ダブダブのズボン)』、女の子は露骨なビキニでなくてもツー・ピース、みんなサンダルを履いていて、特に安物のメキシコ製の革製メッシュサンダルのワラーチ)を着て、もしやり方が分かれば町甲斐なく面白そうなアクティビティに興じていた。

Pendleton 1961 Original Surf Plaid – Dropouts

全編鮮やかな色彩のテクニカラーだった。大きな問題はサーフィンがほぼ南カリフォルニアに限られていて、誰もがそこに住んでいるわけではなかった。それでもサーフィンは、遠い昔にエルビスが登場して以来の新しいティーネージ文化だった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。