ロックンロールの歴史 1957年 5

しかし、この年最高のカントリーとロックンロールのクロスオーバーはジェリー・リー・ルイスJerry Lee Lewisだった。サム・フィリップスSam Phillipsは、ルイスのレパートリーはとてもたくさんあるいるように思え、手に負えない若者のルイスには何かがあると分かったが、それが何であるかが分かったとしても、ルイスはそうしようもないやつだった。

jerry lee lewis and sam phillips 1958 | Jerry lee lewis, Sam phillips, Sun  records

サムはルイスをたくさんのセッションで使ったが、ソロ・アーティストとしてどう扱ったらいいかよく分からず、ジェリー・リーはどうにもならなかった。一つには、彼はいつも音楽をスポンジのようにどんどん吸収して、翻ってルイジアナ州フェリデイにおける子供時代でさえ、彼と二人の従妹、ミッキー・ギリーMickey Gilleyとジミー・スワガートJimmy Swaggartが地元のクラブの裏でたむろしていた時、彼らは若くて入ることができなかったが、そこで演奏していた様々なブルース・シンガーを自分の中に取り込んだ。

Cousins - Mickey Gilley, Jimmy Swaggart & Jerry Lee Lewis. … | Jerry lee  lewis, Oldies music, Country music

しまいには、彼は両親を説得してピアノを買ってもらい、そのうちのいくつかと教会で聞いた音楽を演奏できるようになった。
ルイスが「クレージー・アームスCrazy Arms」の次の曲を作る段になると、サムはジャック・クレメントJack Clementが作った愉快な曲を選んだが、それは「イットル・ビー・ミーIt’ll Be Me」という、不安に駆られた男が思いもよらぬいろんな場所にガール・フレンドを追跡していくもので、ルイスは2月のセッションまでにいつか自分のものにしようとしていた。

Jerry Lee Lewis - Crazy Arms (1987, Vinyl) | DiscogsJack Clement | Sun Record Company

Jerry Lee Lewis - It'll Be Me (1965, Vinyl) | Discogs

ある時バンドが休憩を取り、誰かがある曲の話をしたのだが、それは、ジェリー・リーがジョニー・リトルジョンJohnny Littlejohnという名前の男の応援をするときに、いつも口に出していた無名のビッグ・メイベルBig Maybellの曲で、1953年にウェッブ・ピアースのピアノ演奏者ロイ・ホールRoy Hallが録音したものだった。ジェリー・リーは狂人のようにピアノをたたき、ブギウギを大きな音で演奏し、がたがた揺れる倉庫のパーティー招待を大声で歌い始めた。

Johnny Little John* - Funky From Chicago (1973, Vinyl) | DiscogsAmazon Music - Big MaybelleのBig Maybelle - Amazon.co.jp

これは「イットル・ビー・ミーIt’ll Be Me」に向かうために必要な気分転換で、これを終えると仕事に戻った。しかしサムはこの曲はすごいと思い、発表すると言い切れはしないが、数日後、ジェリー・リーのいつものドラマーであるジミー・バン・イートンJimmy van Eatonを含む、少し違うバンドメンバーを集め、彼らは「ホール・ロッタ・シェーキン・ゴーイン・オンWhole Lotta Shakin’ Goin’ On」を試した。

Jimmy Van Eaton | ディスコグラフィー | DiscogsAmazon | Whole Lotta Shakin' Goin' On | Jerry Lee Lewis | ロック | 音楽

2分数秒後に完成し3月に発売したとたん順調に上昇し、ポップ、R&B、カントリー・チャートの上位に行った。このことすべてがサムにとって大事なことを証明してくれることでもあった。プレスリーのようになりたいものがたくさん現れ、のちに語ったように、「このギター・シーンから離れて、ほかの楽器で済ませることを示したい言っている」と、ジャック・クレメントJack Clementと話し合った。それで、今はジェリー・リーがいて、それをできる。もちろんリトル・リチャードLittle Richardもできるけど、こんなじゃなくて、リチャードはジェリー・リー・ルイスを気にしていない

リトル・リチャード Little Richard | Audio-Visual Trivia

リチャードは、「ルシールLucille」、「ジェニーJenny」、「ミス・アンMiss Ann」という女の子の名前の付いたアップ・テンポの曲をバリバリこなすのにとても忙しいが、「ルシールLucille」のB面、「センド・ミー・サム・ラビンSend Me Some Lovin」だけはスローにして、ダウン・テンポのゴスペルのビートの乗った演奏を誰にも劣らずできるところを示した。

Little Richard/LucilleLittle Richard - Jenny, Jenny / Miss Ann (1957, Vinyl) | Discogs

Little Richard - Miss Ann, 1957 Specialty 78 record. - YouTubeSend Me Some Lovin' Songs Download | Send Me Some Lovin' Songs MP3 Free  Online :Movie Songs - Hungama

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